(以下バージョン6.5前期までのネタバレがあります。)
3日前の日誌でも書いたんですが、
昨年夏頃に初代ディレクターの藤澤仁氏が、バージョン1.2のPVの最後のあたりで、
背景が黒のブラックバックに災厄の王の絵を仕込んだという話を公開しました。
こうした「仕込まれた絵」というものが、ゲーム中でも登場しているようです。
これを実際に見ながら、「仕込まれた絵」について推論できることはないかを考えてみたいと思います。
エルトナの混沌。
バージョン6.4で旅した、神話時代の比較的初期の頃ですが、
エテーネルキューブで時間跳躍した初期位置のあたりから北に向かって、
地面に、この画像のような「仕込まれた絵」が描かれています。
よく見ると、植物の生え方や枯れ草の散り具合が左右対称になっているのです。
人智を超えた超常現象と言えると思います。
日誌で画像を公開できる数に限りがあるため、文字での説明のみになってしまいますが、
6000年前のエルトナ地方の地面にもこうした「仕込まれた絵」がありますし、
5000年前のエテーネ王国、3500年前の神聖ゼドラ王国、3000年前のドワチャッカ大陸、1300年前のオルセコ王国、1000年前のグランゼドーラ王国、500年前のオーグリード大陸、60年前のナルビアの町とほこらにも「仕込まれた絵」が存在しています。
ナドラガンドや魔界、ジア・ルミナが乗ってきた船にもあります。
そして現代のアストルティアにも「仕込まれた絵」は無数にあります。
例えば、ポポリアきのこ山の、パクレ警部のオフィスの目の前の地面に「仕込まれた絵」があります。
植物の生え方が左右対称という、あまりに不自然な絵です。
「仕込まれた絵」が描かれることが多いのは、地面、模様、扉、壁、天井、屋根、家具、像、墓、遺骨、植物、石、岩肌、氷や雪、暗がりなどです。
また、地面に描かれた「仕込まれた絵」の場合は、東西南北の2〜4方向に向いて描かれていることがほとんどで、直線状にのびていく地面の絵は、ストーリーに関わる施設や町などの真下や近いところを通過する場合があり、
エルトナの混沌では旅の扉や風樹の台地に向かって絵が走っていたり、ポポリアきのこ山でもパクレ警部のオフィスの直近まで絵が走っていたりします。
パクレ警部の事件簿第3話で、パクレ警部は「時間や空間をも超え」ることが可能な存在について触れますが、
この能力だけなら主人公、キュルル、パドレ、 メレアーデ、レトリウスらも持っています。
また、パクレ警部は「未知の次元が無数に存在」するとも述べています。
次元の壁を越える能力はジア・クトが持っていると、バージョン6.5前期のジア・ルーベから聞くことができました。
パクレ警部が主張する「超常のチカラを持つ者たち」は、「次元の壁を越える能力」と「時間や空間をも超える能力」のふたつを兼ね備えているそうです。
個々の能力はバージョン6.5前期までに出そろいました。
今後「超常のチカラを持つ者たち」が妄想ではなく本物としてアストルティアに現れることはあるのでしょうか。
ちなみに、次元の違う世界なのかは不明ですが、バージョン2.2の賢者ルシェンダは王家の迷宮について「現世と霊界の狭間にある」として「霊界」の存在を明らかにしています。
また、ガルムカプセルの説明には「幽界」とありますし、
メギストリス外伝クエストでパルカラス王は「冥府」、 ドルワーム外伝クエストではドゥラ院長が「冥界」と口にしていて、
「霊界」「幽界」「冥界(冥府)」は異世界として存在している可能性はありそうなのです。
自然遺産保護区の1号観測小屋のそばにある樹木の根元に「仕込まれた絵」が描かれています。
以上から推論ですが、「仕込まれた絵」の描き手は、神話時代〜現代〜1000年後の未来へと絵を表現することが可能のようです。
数万年もの時を自らの意思で超えることができる者というと、主人公以外に誰がいるのでしょうか。
フォーリオン外郭から東または西の空を見上げると「仕込まれた絵」が確認できます。
しかしこの描画には「星の位置や光量を、天星郷で見えるように操作する」という人智を超えたテクノロジーがないと、こんな絵は描けないはずです。
宇宙船アルウェーンの立入禁止区域では、宇宙船の窓の外を流れる緑色のガスのようなものに「仕込まれた絵」が描かれています。空気のない宇宙空間で描画ができるのです。
「仕込まれた絵」は、「未知の次元」や「霊界」「幽界」「冥界(冥府)」と関係はあるのでしょうか。
バージョン1から6の世界で、「仕込まれた絵」は数え方にもよりますが、数千はあるのではないかと見積もっています。
おわり