(以下神話篇とバージョン1までのネタバレがあります。)
ザグバン丘陵。
人工的に加工されたような形の岩があり、その左横に「仕込まれた絵」が描かれています。
(「仕込まれた絵」については日誌『仕込まれた絵の謎』に書いてあります。そちらはバージョン6.5前期までのネタバレがあります。)
岩も絵も何のためにここに存在しているのか不明です。
サーマリ高原側からこのエリアに入る直前にある立て札に、
「この先 ザグバン丘陵。
はるか昔 たくさんの流星が
ふりそそいだ 不思議な地。」
と書かれています。
神話篇の予兆クエスト「終を告げる姫」で、世告げ姫のひとりである星詠みのサテラは、
オルフェア地方西にある光の河の前で、世界に危機が迫っていることを主人公に世告げするのですが、
夜空に流星がふりそそぐムービーが流れていました。
7500年以上前の初代王者の時代や、その後の2代目王者の時代には、流星はふりそそいだのでしょうか。
サテラが世告げをした光の河のあるオルフェア地方西の断崖絶壁に、「仕込まれた絵」が描かれています。画面中央付近に、縦に描かれています。
バージョン1.2で配信されたクエストで既にリリースされている絵なので、藤澤ディレクター(当時)が仕込んだものなのでしょう。
ちなみにこれ系の岩肌に「仕込まれた絵」は、絵柄は違いますが岳都ガタラの展望台へ向かう道の岩肌や、ガタラ原野からモガリム街道へ続く橋のかかったあたり(スライムベスのいる付近)の岩肌、エゼソル峡谷の岩肌などにも描かれています。
デマトード高地。
ザグバン丘陵と同じ形をした岩や、同じ絵柄の「仕込まれた絵」が描かれています。
なぜザグバン丘陵とデマトード高地に、共通する岩や絵があるんでしょうか。
推論になりますが、岩については同じ誰かが何か目的があってどちらの地にも築いたのかも知れません。
現実世界では現ヨルダンのペトラ遺跡などのように、天然の岩山を加工して作った建造物といった例はありますが、
ドラクエ10の世界観では過去へさかのぼるほど高度な科学技術を持っていた種族がドワーフで、手作業で岩の加工を行うというのが想像し難いところもあるのですが、真相は不明です。
ザグバン丘陵もデマトード高地もドワチャッカ大陸にありますが、これらの離れたふたつの場所に岩を同じ形に加工する必要があったとしたのなら、一体何のためだったんでしょうか。
「仕込まれた絵」については、描かれた目的は不明ですが、絵の描き手にはふたつの異なった場所に同じ絵を表現する知能があるようです。
さらに、絵の描き手は、現地へ訪れて描いているのか、時空を超えた未知の次元からアストルティアの情報を更新するテクノロジーを持っていて遠隔操作で絵を表現できてしまっているのか(「未知の次元」という言葉はキャラクターズファイル「パクレ警部の事件簿 第3話」で登場していて、バージョン1からプレイできます。「未知の次元」の詳細は日誌『仕込まれた絵の謎』に書いてあり、そちらはバージョン6.5前期までのネタバレがあります)。
仮に現地に絵を描きに来ているのなら、光の河のルティアナの光を浴びても命が脅かされない生命体なのかも知れません。
ここの墓にも「仕込まれた絵」が描かれています。
墓がどれも巨竜の霊丘を向いていることから、初代王者を背に乗せて災厄の王と戦った聖竜グレイナルに関係する人々が眠る墓なのでしょうか。これも真相は不明です。
おわり