(以下バージョン6.4までのネタバレがあります。)
エテーネの村。バージョン1開始時の初期位置にあるカーペット。
「仕込まれた絵」が描かれています。ゲルニック将軍っぽい感じ?
このまま見ても、90度左右に傾けても、絵として認識できるように描かれています。
村内にある同じ形のカーペットには皆、同じ絵が入っています。
神話時代末期 勇者の曙光 塩水晶の陣地。
ドラクロン山地へ続く場所に築かれた陣地ですが、カーペットに、
「仕込まれた絵」が描かれています。絵柄がエテーネの村のものと同一です。
陣地にある4枚のカーペットには全て、同じ絵が描かれています。
現代のエテーネの村と、神話時代末期の塩水晶の陣地。
「仕込まれた絵」の描き手はどういう意図で異なる時代の異なる場所に同じ絵を描いたんでしょうか。
気付いた主人公たちに何か伝えたいことでもあるのでしょうか。
(「仕込まれた絵」については9月25日の日誌に書いてあります。)
(「共時性」とは意味のある偶然の一致のことで、9月21日の日誌に書いてあります。)
バージョン2のクエスト372「英雄はすべてを救う」。
偽メルサンディ村の英雄ザンクローネの像。
無惨に打ち砕かれて、両足が部分的に残っています。
バージョン3.5。神墟ナドラグラム。
グランゼニス神の像が無惨に打ち砕かれて、両足が部分的に残っています。
これは「意味のある偶然の一致」である「共時性」でしょうか。
残った足の左右の長短も一致しています。
魔女グレイツェルや偽メルサンディの村人たちがナドラガ神と打ち合わせて破壊したわけではないですし、一体何が起きているんでしょうか。
ちなみにグランゼニス神とザンクローネは、結晶化についても共時性の例を9月24日の日誌で紹介しました。
共時性の異なる事例がふたつもあるのはただの偶然なのか、何か意味があってのことなのか。
共時性の話はここまでで、以下は神墟ナドラグラムへ来たついでの話になります。
破壊されたエルドナ神の像の前には、神器カザヒノミ(神威の扇)が置かれています。
バージョン3.5でだいじなものとして持っている際に使うと
「主人公は 神威の扇を
じっくり ながめてみた。
ただならぬ空気を まとっているが
どうやら 人の手で作られた品のようだ。」
と表示されます。
また、扇の骨を取りまとめる部分を「要(かなめ)」と言うそうですが、緑色をしています。
バージョン6.4で神話時代のエルトナの混沌で邪精霊マガツカゼが現れた際、エルドナ神はこう言います。
「私に まかせるのだわ!
レクタのため 母さまにお願いして
創っていただいた この扇で……!」
扇は女神ルティアナが創っていて、ムービー中に出てくるカザヒノミの要の色は紫色です。
バージョン3.5のカザヒノミは人が作ったもので要は緑色。
神話時代のカザヒノミは女神ルティアナが創ったもので要は紫色。
『アストルティア秘聞録』のカザヒノミの要は、p.030では緑色、p.278では紫色。
バージョン6.4の神話時代では人間は既にみな天使化していて、グランゼニス神はまだ生まれていないので、恐らく人はいないようで、エルドナ神が言う「母さまにお願いして創っていただいた」のは事実なんでしょう。
ではなぜバージョン3.5で扇をながめた主人公は「人の手で作られた品のようだ」と感じたんでしょうか。
歴史改変がさらに起きるのか、神話時代のパニガルムにまさか人でもいるのか、何があるのかわからないですが、
カザヒノミについては、まだ話の続きがありそうです。
おわり