(以下バージョン6.5後期までのネタバレがあります。)
神化について、6.5前期の最後で天使長がヒントを挙げています。
「星巡りを乗り越えた 英雄ならばともかく
ただの天使の身で そんなことをすれば
どうなるか 知れないというのに……」
6.5後期で神化を果たしたユーライザを見た上でこの文を少し書き換えると、
「星巡りを乗り越えていない
ただの天使の身でも 炉へ身を投じたら
魔眼の月で神化できた。星巡りと同等の女神の試練をいつの間にか合格していたのか……」
レクタリスの魂が転生していることも神化する要件のひとつだと思いますが、
神化の光炉では神化を果たせませんでした。
魔眼の月へ突入後のフェイク戦では普通に戦えるまでには回復したものの、神化に至らなかったのはなぜでしょうか。
ユーライザが意識不明になってから急に元気になるまで少し時間はかかりましたが、無事復活を果たします。
そなえの場にラダ・ガートと出かける前に、天使長はユーライザの容体について話します。
「依然として 意識が戻らない。
悔しいが 手のほどこしようが ないんだ。」
その後、そなえの場の宿屋に不意に姿を見せたユーライザに、座っていたラダ・ガートは驚いて立ち上がり、
「ユーライザ!?
お前……もう 大丈夫なのか。」
と短いセリフで気遣います。
また、聖天舎のザイオーンは復帰後のユーライザについて感想を話してくれます。
「ユーライザが 任務に復帰した。
けろっとした表情で 聖天舎に顔を
出すものだから 目の錯覚かと思ったほどだ。」
ゲーム中でユーライザを知る登場キャラたちでさえも、回復の見込みが立たなかったユーライザがなぜ急に元気になったのか理解できず、非常に驚いているという【シナリオ班の意図的な演出】なので、そのまま受け取れば良さそうです。
さらにこの二人はこの後、以下のセリフを続けます。
ラダ・ガート
「お前が 奇跡のような 回復をとげたのには
大きな意思が はたらいてるようにも 思える。」
ザイオーン
「回復は絶望的とまで 言われていたのに
この苦境を乗り切るとは……彼女には
真に 女神の加護が あるのかもしれん。」
「お前」=「彼女」
「奇跡のような回復をとげた」=「この苦境を乗り切る」
「大きな意思がはたらいてる」=「女神の加護がある」
「ようにも思える」=「かもしれん」
以前の日誌で挙げた「意味のある偶然の一致」(共時性)が英雄と天使の間に起こっているようです。
もしユーライザの回復に女神の意思が働いたとするなら、ここで神化できなかったのは英雄に課された四天の星巡りの試練を乗り越えていないからという可能性はありそうです。
すると、ジア・レド・ゲノスが発した結晶化の光線で神化できたということは、結晶化の光線を「私が盾になります!」と言って浴びた行為が、四天の星巡りの試練合格に相当するおこないだったという線はありそうです。
そして、この時のユーライザの【におうだちのポーズに既視感】があります。
ユーライザの謎(8)へ続きます。