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あらくれ毛玉男子

テロぼくめつ

[テロぼくめつ]

キャラID
: KQ311-282
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 128

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テロぼくめつの冒険日誌

2023-10-31 12:12:20.0 テーマ:シナリオ・クエスト攻略

 ユーライザの謎(8)【Ver6.5後期までのネタバレあり】

(以下バージョン6.5後期までのネタバレがあります。)



ユーライザの【におうだちのポーズに既視感】がある件は、
意味のある偶然の一致(共時性)について(その2)という日誌の冒頭に書いたんですが、

トーマ王子が、勇者アンルシアを、におうだちでかばって死亡(2.0)
秘術の守護者(鎧の幽霊)が、盟友カミルを、におうだちでかばって死亡(4.1)
ファラスが、盟友の主人公を、におうだちでかばって死亡(4.4)

この3者のにおうだちは、
「勇者または盟友でない者が、勇者または盟友を、におうだちでかばって死亡」
というところが共通しています。しかし、これらの3例に対して、

勇者アシュレイが、勇者アンルシアと盟友の主人公を、勇者の盾(におうだちのようなポーズ)でかばって死亡(6.5前期)

「勇者(だった者)が、勇者と盟友を、勇者の盾(におうだちのようなポーズ)でかばって死亡」
というところが、ここまで3例続いたにおうだちとは明らかに異質のものです。
仮にもし、アシュレイが無自覚に「におうだちの共時性」の流れを乱したことで、
以降は「勇者または盟友でない者が、勇者または盟友を、におうだちでかばって死亡」という「意味のある偶然の一致」が起こらなくなったのなら、

ユーライザが、盟友の主人公を、におうだちでかばって死亡

にはならない流れがアシュレイにより作られているので、

ユーライザが、盟友の主人公を、におうだちでかばっても死亡しない

という運命に変わったのではないでしょうか。

さらに、ジア・レド・ゲノスの結晶化の光線を浴びても、なぜ体が結晶化せずに神化したのか。
「結晶化(crystallization)」とは現実世界の錬金術で使われる術語でもあり、
流動的存在である霊(魂・精気)に形を与えることで、火に耐え、飛び去らないように、完全なる肉体へと至らしめることです。
「霊」は錬金術では「揮発性」であり、「天使の翼(羽根)」で象徴されることがあります。
ここの文脈でなら、揮発性の霊(ユーライザ)が結晶化という錬金術で神化したという推論です。
また、錬金術では卑金属(銅や鉄など)が金や銀に成長できるという考え方をとりますが、
「類比」という概念があり、AとBに目立った共通点を見つけ、「Aがこうなるなら、同様にBもこうなる」という論法をよしとする考え方です。
すると、卑金属も人も弱いところ・未熟なところを持つので、卑金属が金や銀に成長するなら、人も並の存在を超えた人に成長できることになります。
ユーライザがバージョン6.4で歴史改変により弱体化したのは、いったん卑金属のように弱いところ・未熟なところを持つことで、貴金属に成長するための可能性を獲得したという暗示だったのではないでしょうか。
神化時のユーライザの翼は金色に変化しています。
そして、クエスト765「大空の向こう側で」でレクタリスは神化の条件のひとつとして「(ユーライザの)魂に ぼくの意識が 浮かび上がる限り 神化して 光輪を出現させてしまうんだ」と主人公に説明していて、
単にレクタリスの魂がユーライザに転生するだけではなく、レクタリスの意識がユーライザの意識全体のある程度以上を占有した状態でなければ神化はできないということのようです。
女神の意思はにおうだちという自己犠牲を中心にこれらを総合的に判断して試練の合格と判定し、神化に至らしめたと推測します。

つまり、錬金術で卑金属が金や銀に成長するように、ユーライザも歴史改変で一度弱体化することで、神化の光炉(という恐らく錬金装置)で強化されるものの、無条件では神になれず、転生したレクタリスの魂に加えて、四天の星巡りに相当する試練(におうだち)を乗り越えれば神化でき、レクタリスの意識もユーライザの魂に蘇るという、条件付きの神化だったように思います。

「揮発性」はクエスト759「スカーレット★レジェンド」でも登場していて、向こうのクエストも錬金術視点での推論ができそうでした。

なお、元チーフプランナーの小澤直美氏がDQXTVで「におうだち」の習字を掲げたことがありましたが、この一連のにおうだちの暗示だったのではないかと予想しています。

(錬金術について、三交社の『オカルティズム事典』p.214〜216、アルファベータブックスの『錬金術のイメージ・シンボル事典』p.96、136、148〜150、330、人文書院の『結合の神秘I』p.201などを参照しました)



ユーライザの謎(9)へ続きます。
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