(以下バージョン6.5後期までのネタバレがあります。)
クエスト754「受け継がれしチカラ」。
青い光を放つ聖竜グレイナルの精神体と、神話篇のグレイナルは同じ色・絵です。
神話時代の時点で精神体になっていたということは、のちに初代王者を背に乗せて空を飛ぶための肉体はどこへ行ったんでしょうか。
また、『人形たちのラグナロク』に登場するオーディンとも同じ色・絵ですが関連は不明です。天命の戦乙女は赤でした。
なお、ドラクエ9ではグランゼニスが赤、女神セレシアが青でした。
天使フェディーラ(クエスト755「声なきことづけ」)
「あら 天国って ここ 天星郷のことかしら?」
リエル(クエスト759「スカーレット★レジェンド」)
「……ヘブンバルーンで ございますか。
ヘブンというからには 天国……天使……
何か そのようなところにいたりしませんかね。」
「天国」「天使」が意味のある偶然の一致になっています。
(「リエル」の「エル」も「天使」の可能性は?)
また、クエスト759の舞台のひとつ、カジノVIPルームの入口にはスライムを囲ったネオンライトがあり、点滅する赤「9」と青「8」を足すと「17」。
カジノバニーのマナト(0 7 10)は、0+7+10=「17」。
先ほどのフェディーラのクエスト755「声なきことづけ」。7+5+5=「17」。
どのクエストにも「17」が仕込まれています。
なお、憶測込みになりますが、日誌「ユーライザの謎(8)」でも触れたように現実世界の錬金術では「揮発性」を「天使の翼(羽根)」で表すことがあり、
「ヘブン」バルーンは「スカーレットコート」という「揮発性」のコーティング剤を持っていますが、蒸着がこのゲームの世界観では錬金術と関係しているかは明らかになっていません。
クエスト757「疑惑の同居人」。
天使のディジー・ピュトス・アリセルの3人は、皆思い込みの激しい共通点を持っていますが、同じ天星郷にいながらも特に大きな接点はなさそうで、意味のある偶然の一致のようです。
ちなみにディジーは他者のオーラを視る力があり、ジア・ルミナ戦でユーライザが「あのオーラ……まさか呪炎?」とオーラを視ていることから、ディジーの転生元は高い能力を持っていた可能性も?
ディジーは神の声が聞こえると思い込み、ピュトスは女神ルティアナを思うあまりか主人公に事実誤認に基づく暴言を吐き続け、アリセルは推論を確定事項に根拠なくすり替えた上で「どうでもいいんですよそんなこと!」と激昂した挙げ句に同僚の制服を盗んで着用までしてしまい、3者いずれも強迫性障害のような症状が見られます。
なぜ思い込みの激しい天使が3人も天星郷に現れたんでしょうか。
デンデロベー(クエスト760「死へと導く獣の伝承」)
「(まめちしき)
ねぇ モーモリーナ……
神気を宿して輝くぼくの姿を
見ておくれよ。まるで
天に煌めく星みたいだろう?」
バージョン6.5のサブタイトル「天に煌めく星のごとく」とかぶっています。
「神気を宿して輝くぼくの姿」=「天に煌めく星」であり、
サブタイトルには「神のごとく」という意味合いはあるんでしょうか?
古フォーリオンの天使の墓所。魔眼の中枢の床にもこれと酷似した模様が描かれています。
故郷を滅ぼした敵方の親玉がいる部屋の床模様が天使の墓所の墓(天魂石)の前の床に描かれ、現代の天星郷でもあちこちで見られます。
もし女神ルティアナが、この模様を魔眼の月で用いているのを知っていたとしたら、どういう意図で天使の墓所の床にこの模様を描いたんでしょうか。
ここまで挙げた共時性の20くらいの具体例に加え、におうだちや、その他の数字や模様などの偶然の一致もあります。
前期分も合わせると、確認できたものでほぼ40くらいになります。
バージョン1から6まで、言葉・行動・数字・模様・記号などの一致の事例が無数に見られましたが、
これ程多くの共時性の例がひとつのマイナーバージョン(6.5)に集中するのは、これが初めてです。
今までなかったものが6.5で同時多発的に起こったということは、今までにはなかった何かしらの事柄が6.5にだけあるのかも知れません。
恐らくそれが「英雄の死」です。
6.3のレオーネの死のあたりから徐々に共時性の事例は目立ってきてはいたのですが、
アシュレイの勇者の盾(におうだちのようなポーズ)以降、連続する英雄の死や、天星郷内での同時多発的な共時性が目立って見られました。
英雄・神の死という特別な死が、天星郷内の多くの共時性の呼び水となった可能性はありそうですが、しかし共時性は悲因果であるがゆえに、答えは出ないのかも知れません。
おわり