テロぼくめつの冒険日誌

（以下バージョン6.5後期までのネタバレがあります。）



バージョン6.5本編の最後のムービーで、フードをかぶったポルテが、地面に少しめり込んだ機械のようなものの前まで歩き、杖をかざすのですが、
彼女の足元に「仕込まれた絵」が描かれています。
機械のようなものの前まで歩くポルテの視線は床に行っていなく、絵を認識できていないようです。

また、11月14日のDQXTVで公開された「果ての大地ゼニアス」の画像で、野営地のような場所で商業用の小さなテントのようなものがいくつか張られた場所がありますが、
この白い生地の部分に「仕込まれた絵」が描かれているようです。
テントの生地に「仕込まれた絵」というと、例えばプクランド大陸なら、プクレットの村の入口付近のテント、オルフェアの町の東側のバザーなどのテント、光の郷フィネトカの傘型の屋根、パクレ警部の事件簿のがらんどうの間にあるテントの屋根に、それぞれ描かれています。

「仕込まれた絵」を認識できるのは、バージョン6終了時点では画面の前にいる主人公のみで、
高い魔力を持った魔王アスバルや、高度な錬金術を身に付けている兄弟姉妹にも見えていなく、魔法や錬金術とは何か違うテクノロジーに由来する絵なのかも知れません。
11月3日の日誌に書いたように、絵の描き手は宇宙空間の星を利用して絵を描くテクノロジーを持っているようで、
異世界であるゼニアスにまで絵を表現でき、ポルテを含めゲーム中の登場キャラクターたちには認識できない絵を描けるようです。



そして、同じくバージョン6.5本編の最後のムービーの機械のようなもの。
ゼニアスの、野営地のような場所の中央に同じ形・色と思しきものが置かれていますが、
ゼニアスのものは、埋め込まれた石のようなものが薄紫色に光っているのに対し、6.5ムービーの方では光っていません。
機械のようなものの下部側面には八面体（二等辺三角形を8枚貼り合わせた双四角錐）が埋め込まれているようです（描かれている二等辺三角形は四面ですが、埋まっている部分も含めて八面）。
バージョン5.4でイルーシャが祠を巡って集めた「光の神装」の腕輪（6.4では神話時代の女神ルティアナも同じものを身に付けています）に「緑色の八面体」がはめられていますが、
バージョン7のパッケージイラストの上半分に描かれている女性。同じ形をした「赤色の八面体」がはまった腕輪を、手首の部分のみしています。
また、5.4で「光の神装」のひとつである「女神の衣」をイルーシャは身にまとい、腰のあたりに「緑色の宝飾」を巻いていますが、
バージョン7の同じ女性は腰帯よりやや上のあたりに、同じ形をした「赤色の宝飾」を巻いています。
赤と緑というと、筆頭研究員の服、りんごのピアス、ゼフの店の扉、画家アルディゴが描いたいちごの形をした宇宙船アルウェーン、デンデロベーとモーモリーナなどがあり、
神代の遺構では赤い霧が漂い、魔眼の月では来光筒から緑の光が放たれていて、いずれも人の生命力を奪う猛毒でしたが、関連は不明です。
そして、同じような形の八面体（双四角錐）はジュレイダ連塔遺跡など世界各地にあり、
この遺跡の八面体はオレンジ色に発光して照明用の光源として用いられていましたが、
これと同じ形・色のものが、ドラクエ9の神の国に到着後、初期位置から北へ光の階段をふたつ越えて、西へ進んだ場所にある宝物庫のような建物にはまっています。
現状では情報が足りないので憶測すら言いづらいのですが、八面体が光の神装や神の国で用いられているということは、神・神性・神気などの象徴という可能性はあるかも知れません。
同じく神の国で、宝物庫の反対側（東）へ進むと、3本の柱で支えられた屋根のある小さな土地があり、この土地の形が正六角形になっていて、
創造神グランゼニスは8や6という数字を重んじていたように見受けられました。
ドラクエ9の天使界では、女神セレシアの化身である世界樹の根を受ける水の入った大きな鉢は八芒星で、これを無数の六角形が囲っていました。
いずれにしても、バージョン7の謎の女性も光の神装に似たものを身に付けていることから、神または神に近しい存在である可能性はあると思います。
なお、肩ひもと衣服をつなげる留め具も両者とも同じ形かも知れません。
八角形の中に円、その中にある8つの小さな円に囲まれた赤または緑の石。謎の女性のものの方が大きいみたいです。
「円の中に8つの小さな円」は、アルウェーン管理棟・動力室の無限動力炉と同じ構造です。

（11月16日追記）
バージョン7のパッケージイラストは、DQXTVで紹介されたものと、e-STOREなどのイラストとでは
タイトルロゴの位置が異なり、謎の女性の衣装の見える箇所にも違いがあります。



おわり