(以下10周年記念クエストとバージョン7.0までのネタバレがあります。)
10周年記念クエスト第3話で、蘇りし守護者ラズバーンを主人公とエルジュが倒した後に、
エルジュは闇のキーエンブレムを台座にはめる作業をするのですが、
この場面をケイトは眺めながら、右手を口元へ持っていきあくびをするのです。
ただし、バージョン7.0のポルテや師匠のあくびは正面からカメラで映していたのに対して、
ケイトのあくびは背後から映されていて、
やや疑った言い方になりますが、本当にあくびをしていたのかどうか視覚的に確認することができません。
なぜこんな言い方をするかというと、先日「ケイトの謎(1)」で考えたように、ケイトの言動には記憶や歴史の改変を疑わせるものが確認されているので、彼女の言動は真に受けてはいけない可能性がありそうだからです。
まして、バージョン7.0で「創失」により記憶や歴史の改変を目の当たりにした今なら、
ケイトの言動や、バージョン6で少なくとも十数例はあったと思われる記憶や歴史の改変の疑惑については、今後冷静に確認をしていく必要があると考えます。
バージョン6で一見雑に描かれたストーリーは、もしかすると「創失」などの事情で、キャラクターの資質に関係なしに記憶や歴史が改変されてしまい、
彼らの不自然な言動や奇妙な話の展開は実はシナリオ班によって確信犯的に描かれていたという可能性は、まだ残っているはずです。
ポルテや師匠があくびをする際は、開いた口が手で隠れてしまい、その中を見ることはできません。
ではケイトはどうか。
「あいうえお」の「い」の口の形にして上下の歯がかみ合った状態の口の中は何度もムービーで見られるのですが、
よく見ると犬歯のあたりが不可解なまでにとがって伸びているのが確認できます。
白い歯がかみ合って保護色なので気付きにくいのです。
決定的なのは、第3話のラズバーン戦の直前でケイトが「てやんでぃ べらぼうめっ!」とラズバーンに食ってかかる際に、
口が「あ」の形になって上下の歯が離れたところが見られるのですが、
ケイトの犬歯のあたりに4本の牙が確認できます。
オーガやプクリポならこうした牙はあり得るのですが、人間にこんな長い牙が生えているのは不可解すぎます。
ちなみに、人間大人の男性・女性がしぐさ「おどろく」を使うと、前歯のあたりの歯並びが見られますが、牙のようなものは見られませんし、
神獣でオオカミの姿に変身できるラキであっても、人間の姿の時の歯には牙は確認できませんでした。
牙を持ち、戦闘の前後で記憶が変わってしまい、ポルテやその師匠と同じくあくびのしぐさをする。
ケイトは一体何者なのでしょうか。
ケイトの牙が、口の開閉のタイミングや、画面の大きさに対して口や歯が相対的に小さいという、視認性の低さゆえに気付きにくいものの、
「意味のある偶然の一致」という「共時性」の理論を用いて各場面を比較し、
あくびによって手で隠れているケイトの口の中を確認して牙が見つかりやすくなりました。
片方だけでは気付きにくい物事でも、共時性を援用して比較すると気付きにくい物事が発見しやすくなる場合がある、という話でした。
ちなみに、ひとつ前の日誌「生命が持つエネルギーについて(9)」でもこの比較を利用していました。
おわり
12月4日追記(以下バージョン7.2までのネタバレがあります。)
ケイトの牙ですが、上に「オーガやプクリポならこうした牙はあり得るのですが」と書いたように、
種族をオーガにして「怒る」などのしぐさを使うと、同じような牙が出てきます。
また、ケイトはオーガ女性に近い体型です。
すると、ケイトの牙は、オーガの体型を人間に流用した際に、歯のモデリングもそのまま流用された(だけ)という可能性があります。
そして、同じくオーガ体型で気になったのは、バージョン7.2で登場した執行者ガンガブラです。
彼もケイトと同じように牙が生えています。
ガンガブラは特定の対象に創失の呪いをしかけることもでき、
その結果エステラがこの世にはじめからいなかったことになる歴史の改変のような現象をもたらしました。
もうひとつ似ているのは、日誌「ケイトの謎」に書きましたが、10周年記念クエスト第3話で闇のキーエンブレム(バッジ)についてケイトの話す内容が、戦闘前と戦闘後とで変わってしまっていたことです。
この改変は、創失に伴う歴史や記憶の改変に近い現象なのか、それとも別の種類の歴史の改変なのか、その他なのか。
オーガ体型の人間の外見をして、歴史や記憶の改変に関わる疑いのある人物という2点で、ガンガブラとかぶるところがあり、気になりました。