(以下バージョン7.0までのネタバレがあります。)
ルベカ(レーンの村外伝)
「(亡霊のフィーヤに対して)
そうだ! 私に のりうつることは できる?
私の身体を使って 話せばいいのよ。」
1人の肉体に2人の異なる人格が宿るところは、ルベカとフィーヤも、ポルテとその師匠も似ています。
双方は面識もなければ一方の真似をしているわけでもないようなので、意味のある偶然の一致のようです。
ポルテと師匠はどうやってコミュニケーションを取っているかはバージョン7.0時点ではまだ明らかになっていませんが、
ルベカの身体に乗り移ったフィーヤは、人格を交替することなくそのままルベカと会話ができています。
バーバードールは6.5前期(クエスト751)で現在の人格と前世の魂の人格が交替することがあったり、
レクタリスは、6.5後期でユーライザがジア・レド・ゲノスの結晶化光線を浴びた直後から、双方の人格が交替することがありましたが、クエスト764でレクタリスはこれを良しとしませんでした。
お宝の写真のドワーフ女性チササも降霊術で人格が一時的に入れ替わるようです。
フィーヤ(レーンの村外伝)
「ルベカが 死ぬ
命の輝きが 闇に呑まれる」
フィーヤ(レーンの村外伝)
「ルベカ…命の輝き……明るく…なった。」
謎の亡霊(心層の迷宮 哀惜の砂漠)
「当時 勇者のほかに 強い命の輝きを
放っていたのが 神の預言を たまわる
巫女と呼ばれる お方であったよ。」
「命の輝き」と、これを視覚的に認識可能な者、という2点で、意味のある偶然の一致になっているようです。
「命」を【生命力】、「輝き」を「光」と置き換えると、バージョン6.4や7.0で出てきた、「創生のチカラ」の「光」や、【魔力】の「光」と似ています。
生命力・魔力・創生のチカラのいずれも光を放ち、その輝き・明るさが一部の人には視覚的に認識できるようです。
例えばポルテは【生命力】を操ってタネから花を咲かせる際に緑色の光を放ちますが、本人に見えているかは不明で、
メネト村でトープスは、主人公が夢見の香炉を持った際に、強まった香炉の【魔力】の薄紫の光の広がりが視覚的に認識できていて、
シュタール鉱野の河辺の休息所でポルテは、「創生のチカラ」を見ることはできず感じ取ることはできるという主旨で話していました。
話を戻すと、フィーヤと謎の亡霊は命の輝きが見えていて、ただものではないようです。
巫女ダ「フィア」と「フィーヤ」は音が似ているのですが、
バージョン4.5でレトリウスの指輪を拾った女性の名前は「ネブリィ」、
6.1で神剣レクタリスが唐突に天星郷に現れたことを疑問に思う天使の名前は「ネブリー」ル、
6.5の魔眼の月で主人公たちの前に立ちはだかったのはジア・「ネブラ」でした。
人名や地名などの名前における意味のある偶然の一致もありそうです。
ポルテ(師匠)(バージョン7.0)
「いにしえの神々が交わせし 誓約は
アストルティア に 新たなる種を 蒔く……。」
賢人トール(クエスト118「ニブルヘイム・サガ」)
「神々の密約によって 天命の戦乙女は
滅びの魔竜へと 引き渡され……
今は…… 地底世界ニブルヘイムの底に……。」
シオン(バージョン3.4)
「主人公 私は 竜族の神ナドラガが
邪神に堕ちたという 事実を知りながら
神々との約定で それを伝えられませんでした。」
「神々が交わせし誓約」「神々の密約」「神々との約定」はいずれも「神々」「約」が含まれていて、神々による取り決めです。
ポルテ(師匠)の言う「いにしえの神々が交わせし誓約」の話がもう少し進まなければ確定はできないですが、この3人の発言は意味のある偶然の一致になる可能性は秘めていると思います。
ポルテ(師匠)や賢人トールが言う「神々」とは誰のことで、一体どんな取り決めがあったんでしょうか。
意味のある偶然の一致(共時性)について(15)へ続きます。