(以下バージョン7.0までのネタバレがあります。)
ハッパ(カミハルムイ外伝)
「ボク やっとわかったんだ。
なんのために 生まれてきたのか。」
イルーシャ(バージョン5.4)
「そして 今日……
生まれてきた意味が やっと わかった。」
「やっとわかったんだ」=「やっとわかった」
「なんのために 生まれてきたのか」=「生まれてきた意味」
ハッパもイルーシャも笑顔です。
意味のある偶然の一致は、死に際に見られることが増えるみたいで、この種の例は今までにも出ていました。
ハネツキ博士(カミハルムイ外伝)
「やれやれ。言うようになったじゃない。
どうやら 止めても ムダみたいね……。」
天使長ミトラー(バージョン6.3)
「……やれやれ 私相手に
言うようになったじゃないか。だんだんと
ヘルヴェルに 似てきたような気がするな。」
「やれやれ (私相手に)言うようになったじゃない(か)」がほぼ同じ表現です。
監督する側(ハネツキ博士・天使長ミトラー)が、監督される側(ハッパ・ ユーライザ)から反論されることと、困った表情になること、
この後反論に折れて監督する側が新しい案を出すところが似ています。
ハネツキ博士(カミハルムイ外伝)
「…おのれの【生命力】を削り 魔瘴に対する耐性を
限界まで引き上げれば ほんの少しの間なら
濃度の濃い魔瘴にも 耐えられるかもしれない。」
ドルタム(バージョン6.5後期)
「あの光……ボクの盾でなら
多少は防げるみたい。兄ちゃんも
姉ちゃんも ボクから はなれないで。」
ハッパは【生命力】を、魔瘴に対する耐性にあてていて、
ドルタムも【命脈】を盾に利用して、魔眼の月で来光筒から発される猛毒の緑の光に対する防御能力を上げることができていました。
いずれも【生命のエネルギー】を利用して猛毒への耐性を作っています。
ちなみに共時性の話からそれて魔瘴の処理の話になりますが、
ハッパは【生命力】を消費し、魔瘴への耐性を引き上げたり、
捨てられた城の聖地にある「聖なるチカラ」を体に蓄えて、【魔力】を放つことで魔瘴を浄化したりすることができます。
キャラクターズファイルのトビアスクエストでは、神獣プリフィーは、自身で吸った魔瘴を体に蓄積してしまい、その浄化には竜神の柩で眠りにつくことで長い年月の経過を待つしかありませんでした。
バージョン5.5クリア後に魔仙卿は、魔瘴がこれ以上噴出しないよう対策すると言いましたが、恐らく魔瘴の浄化が難しいという意味だったようです。
では、ハッパは聖なるチカラを蓄えて、ナドラガンドや魔界で魔瘴の浄化ができるかというと、
必要な【魔力】の質や量、並びにその作業に要する魔瘴の耐性作りのための【生命力】がどの位あるのか未知数です。
しかし、このゲーム中での魔瘴の浄化機能の例はあまり多くはなさそうで、
例えばイルーシャや蝶になった女神ルティアナが魔界の魔瘴を浄化していました。
ハッパの魔瘴浄化の能力は、神に近いものなのかも知れません。
クエスト173「ドキドキ湯けむり事件!?」では、マエタケが書いたフシコへのラブレター(紙。音は「カミ」)がカムシカに誤飲され、
クエスト638「ワクワク温泉ライフ!?」では、温泉の「神(カミ)」のほこらをマエタケが破壊してしまいます。
二度の「カミ」の破損が、意味のある偶然の一致にも見えますし、カムシカの誤飲がマエタケのほこらの破壊の予知にも見えます。
意味のある偶然の一致(共時性)について(16)へ続きます。