テロぼくめつの冒険日誌

（以下バージョン7.0までのネタバレがあります。） 


　
▲ 神話篇　王者の座　継承の間　翼の生えた人間の像


　
▲ 古フォーリオンの星羅の天宮前にある天使像


　
▲ 聖湖ゼニートの守護天使像


いずれも手を合わせて目をつむりながら祈っています。
翼の形やフードの有無に違いがあります。

これは憶測寄りの推測ですが、もし星羅の天宮前の天使像がとこしえのゆりかごの守護天使をイメージしたものとしたら（そうでなかったとしても）、
バージョン6.4時点の神話時代は〝地上の人への天使の干渉NG〟のルールがまだなかった可能性はあるでしょうか。
なぜなら、レクタリスはナドラガンドの混沌で、脱出前のとこしえのゆりかごについてこう話していました。


レクタリス（バージョン6.4）
「とこしえのゆりかごは　いいところだったよ。
　天使は　人を助け　人は　天使に感謝する。
　そこには　美しい循環があった。
　ありがとう……って言葉が　好きだった。
　ぼくは　守護天使でもないのに
　仕事を抜け出して　こっそり　人間を助けてた。」


きっかけも時期も不明なものの、アストルティアの上空にある天星郷では〝地上の人への天使の干渉NG〟となり、
具体的な事件としては1000年前に天使ヒースフィムがアルヴァンに天星郷の本を読ませたことが契機で、アルヴァンは勇者に目覚めたものの、
天使ヒースフィムは翼を封じられ天星郷から地上へ追放されてしまいました。
現代でもユーライザが主人公の冥獣王ネルゲル戦で戦いの場を作って手を貸したために罪付きとなっています。

ところが、バージョン6.5で魔眼の月に乗り込んでいる最中に天星郷へ戻ると、天使たちの意外な声が聞けました。
地上の人と交流しておけば手を取り合ってジア・クトと戦えたとか、竜族に英雄を探しておくべきだったといった天使たちの意見があり、
〝地上の人への天使の干渉NG〟である絶対的な理由は実際のところは無いようなのです。

6.5クリア後は、天使長ミトラーは地上との交流を行う方針をとることを決めました。
先代天使長ゲゼルマインからも特に異論は出ていないようです。
すると、現代まで長きに渡って〝地上の人への天使の干渉NG〟としてきたことで、誰が得をし、誰がリスクを背負うことになったのか。
天使やアストルティアに良からぬ思いを抱く誰かの陰謀という可能性は残っていると思います。
いくつもある可能性のひとつを憶測気味に挙げると、ゼニスの封宮で創失が発生した時、メレアーデは守護天使のお守りのチカラで創失の灰色の空間で硬直することなく動けました。
守護天使のお守りはラキの攻撃によってヒビが入っていても硬直を防ぐ効果が発揮されるほどでした。

すると、守護天使のお守りや、そこに込められた守護天使のチカラは、創失に対抗できるチカラということなのではないでしょうか。

もしゼニアスや天星郷に黒幕がいるとするなら、創失の呪いに対抗できるチカラがこの世にあったら困るはずです。
であれば、その可能性を封じにかかると思います。
例えば、もしアストルティアでもとこしえのゆりかご時代のように守護天使制度が実現されたら、
元はゆりかごの人間とはいえアストルティアの天使によって守護天使のお守りが作れてしまう可能性はあるかも知れません。
だったら黒幕視点なら、何か大義名分をかざして〝地上の人への天使の干渉NG〟にする必要があったと推測します。



ゼニアスとアストルティアに共通してあるもの・ないもの（３）へ続きます。