(以下バージョン7.0までのネタバレがあります。)
ドロテア(バージョン7.0 精霊の泉)
「もともとは 普通の森だったんですが
世界を襲った【大災害】を きっかけに
こうなってしまったんですぅ。」
【大災害】という言葉はバージョン6.2でユーライザとヘルヴェルが使っていました。
ヘルヴェル
「ユーライザ。我らの祖先が
とこしえのゆりかごと呼ばれる 旧き世界より
脱出してきたことは 知っているな?」
ユーライザ
「はい。たしか遠い遠い昔に
【大災害】にみまわれて 脱出してきたんですよね?」
ヘルヴェル
「その 【大災害】の元凶が
ジア・クト念晶体と呼ばれる 侵略者……。
祖先の故郷を 蹂躙した者たちだ。」
天使長ミトラーがバージョン6.0と6.3で言う「いにしえの大崩壊」が【大災害】のようで、6.4のテトラルの言葉も加味すれば、【とこしえのゆりかごでジア・クトの結晶化により生命が根絶やしにされたこと】。
バージョン6.0でユーライザがアルビデの部屋で一度だけ言った「大崩壊と呼ばれる災害」とは別物のようです(詳細は日誌「ユーライザの謎(1)〜(4)」)。
しかし、腑に落ちない点が残ります。
それは、【大災害】はとこしえのゆりかごで発生した出来事のはずなのに、
神代の遺構の赤い霧がジア・クトの犯行であり数万年経っても消えないとヘルヴェルが言っていたことです。
バージョン6.4の古フォーリオンには赤い霧は無かったですし、赤い霧をとこしえのゆりかごから持って来るのもあまりに不自然です。
6.4のレクタリスの死後まもなく女神ルティアナによりアストルティアの楯の効果が発動され、アストルティアを外部から見えなくしていたので、
アストルティアへの侵入者は、楯が完成する前のジャゴヌバ(とその関係者)以外はいなかったはずです。
ジャゴヌバが発する「魔瘴」は紫の霧です。
古フォーリオンを半壊させたのは、クエスト760「死へと導く獣の伝承」によると、黄金色の果実を食べて神気を増して暴走したデンデロベーとモーモリーナの犯行の可能性は十分ありそうです。
ですが、彼らとの戦闘で赤い霧は使われませんでした。
魔眼の月には「来光筒」という念晶体を練磨する光を発する装置があり、人にとっては猛毒でしたが、
装置から発されたのは緑の光であり、霧ではありませんでした。
赤い霧の出所はどうなっているのでしょうか。
鉱石植物は、赤い霧のある神代の遺構でしか育たなかったとヘルヴェルは言っていたので、
ジア・クト側に有利となる霧ではあることは間違いないものの、
赤い霧を神代の遺構にジア・クトが発生させたという話の出所がヘルヴェルだけで、そのさらに話の出所をさかのぼっていったら、どこへたどり着くのでしょうか。
ちなみに、ゼニスの封宮でメレアーデは、巨人からわき出る気体を「霧」と言っていました。公式の呼び名ではないですが、色的には〝灰色の霧〟です。
おわり