(以下バージョン7.0までのネタバレがあります。)
いくつかある歴史改変の続きです。
(C)時の円環による歴史改変
10周年記念クエストで時の車掌ゼーベスから「時の円環」という言葉が出てきます。
時の車掌ゼーベス
「時は 線路と同様 円環を 描くもの……。
それゆえ 時の円環は この時代を救うため
500年前より
エルジュ様を 呼び寄せました。
時の円環が 崩れれば 運命は 巡り巡りて
救ったはずの 500年前の世界も
破滅してしまう……それゆえの 導きです。」
エルジュ
「そうだったのか……。
この時代に
冥王ネルゲルが復活するから
大地の箱舟に乗れ……というのが
師から ボクに授けられた 予言だった。
あの時は 何を 言ってるんだ?
と思ったけれど こうして ボクは
ゼーベスに出会い 未来へ来られたんだ。」
ふたりの会話から、時の円環は、500年前の師(フォステイル)に、何かしらの方法で〝現代にレイダメテスが復活する〟という情報を伝え、これをもとにフォステイルは予言としての情報をエルジュに伝えたようです。
時の円環が怪しいのは、「この時代を救うため」「時の円環は(中略)エルジュ様を呼び寄せました」と、まるで意思を持っているかのようにふるまうことです。
「ため」「呼び寄せ」とあるように、明確な意図をもって目的を果たそうとしているように思われるからです。
それに、フォステイルへ情報を流せば時の円環が保てるという〝知能〟のようなものも感じます。
時の円環は、なぜフォステイルを相手に未来の情報を流すことを決めたんでしょうか。
フォステイルは時の円環について主人公に口にしていない(バージョン7.0時点)のはなぜでしょうか。
話をバージョン6に戻すと、時の円環が天星郷にも歴史の改変をもたらすアクションを起こしていた可能性は、現時点では残っていると思います。
ちなみに、時の車掌ゼーベスは「時の円環が崩れれば 運命は巡り巡りて 救ったはずの500年前の世界も破滅してしまう」と言いましたが、
〝現在が過去の歴史を変えてしまう〟ということです。
すると「創失」も、現在における対象から創生のチカラを奪って存在を消してしまうことで、例えばマローネがはじめからこの世にいなかったことになったように、過去の歴史をも改変してしまっています。
ということは、「創失」は〝時の円環を崩して、過去の歴史も変えてしまうこと〟という(C)のカテゴリーに入る可能性はあるでしょうか。
なお、ユーライザの思い出をほぼ未クリアのキャラクターでバージョン7.0のストーリーを開始し、マローネが創失した後にユーライザの思い出をプレイすると、
バージョン4の範囲のテキストからマローネの文字が消えていました。
創失に伴う歴史や記憶の改変は天星郷にも及んでいました。
(D)バージョン6.1〜6.5のPV
バージョン6の各PVの最後の2秒では、6.1のPVから、6.0のPVには無かった、光の円がいくつか上下に移動して真っ暗になる映像が入っていました。
これが6.5のPVになると光の円の向こうに旧型神化の光炉がうっすら見えるようになります。
バージョン7.0時点ではこの演出の真意は不明ですが、恐らく、6.1から6.4までの冒険を経たことで、旧型神化の光炉のある秘伝の間がこの時間軸に初めて出現したということを暗示している可能性はありそうです。
しかし、後述するように、6.1〜6.4は無数の歴史改変の疑いがあり、(D)はもしかしたら(A)(B)(C)(E)の複合型の歴史改変なのかも知れません。
(E)その他
バージョン6の、歴史改変の疑いがある出来事について(3)へ続きます。