(以下バージョン7.1までのネタバレがあります。)
レクスルクスの楔 実験室。「何かの装置」と説明が出てきます。
液体が充てんされ、銀色の魂(クエスト702「深淵の咎人たち」の「妄執のグリンデア」の魂のようです)が保管され、気泡が出ています。
ちなみに、妄執のグリンデアのセリフやまめちしきから、神々の時代(神話時代?)に神々(女神ルティアナや種族神?)のことを認識していたようで、ナドラガが封印される前から現代まで生き続けているようです。
かつては光の神殿に神々がいたようです。
古エテーネ王国 王立アルケミア 先進研究区画。
シリンダー内に魔法生物・液体・気泡があります。
このシリンダーや魔法生物の生成には錬金術が用いられています。
宇宙船アルウェーン3階倉庫(クエスト562「ママはペコリア」で入れます)。
DQXショップでは「管理棟のアクアリウム」という商品名が付いています。
液体・気泡はありますが、魂も魔法生物も入っていません。
憶測になってしまいますが、製造方法が不明だったC141ら複製体の複製に用いられた可能性は一応残るでしょうか。
液体や気泡の残る、使用可能そうな状態でプクラスが倉庫に残していたことから、用途を推測すると複製の可能性が頭に浮かびましたが、ゲーム中に直接的な根拠は書かれていないようで、ただの憶測に過ぎないです。
また、この容器に錬金術が関わっているかはわかりません。
レクスルクスの楔 実験室。王立アルケミア。宇宙船アルウェーン。
この3箇所での容器では、共通点は液体と気泡が入っていること。
錬金術が使われているor使われている可能性はある(憶測)。
魂が入っているor魔法生物が入っているor複製体が入っていた?(憶測)。
レクスルクスの楔 実験室の机の上にはミレリーが書いた「清浄化の経過観察レポート」が置かれています。
「清浄化」という言葉はバージョン7.1のムニエカの町のストーリーをやると見覚えがあり、
「浄化の聖花石」という器具が登場していました。
これは、ムニエカの町の住人たちが人形と化し永遠の命になってしまったことで、魂にケガレが生じやすくなり、このケガレを吸い取って浄化する装置でした。
ミレリーの「清浄化のレポート」にある「清浄化」は「浄化」と同義語のようですが、
では「清浄化」する対象は何なのか。
「装置を作動してから いまだ 中の試料(妄執のグリンデアの魂?)に変化は確認されない」とあることから、魂の清浄化を行なっているようです。
すると、守護天使ルーミリアも天使ミレリーも、魂を対象として、浄化をしようとしているようなのです。
ゼニアスにあった魂の浄化のテクノロジーは、フォーリオンに乗ってアストルティアの天星郷に伝わった可能性はあるのでしょうか。
しかし、「清浄化」の対象が咎人の魂であるなら、なぜ咎人の魂はケガレてしまったのでしょうか。
咎人たちの憎しみ・絶望・狂気・悲しみの感情は、神々・天使・人間によって引き起こされた可能性はありそうです。
では神々・天使・人間は咎人たちに何をしたのか。具体的な内容はまだ描かれていないようです。
ムニエカの「浄化」とレクスルクスの「清浄化」のように、もうひとつ既視感のある単語があります。
ゼニアスには「ムニエカの深層」というダンジョンがありましたが、天星郷では「深淵の咎人たち」で、
「深層」と「深淵」がほぼ同義語ではないかと思います。
ミレリーは「深淵」を「もっと深い領域(の檻)」と言い換えていました。
日誌「ムニエカの町の謎(3)」で書いたのですが、
アイザック・ニュートンの手稿『インデックス・ケミクス』で、「深淵」(≒深層)という言葉が紹介されているのですが、
これは錬金術などで出てくる「第一質料」のことを意味しています。
「浄化」と「清浄化」だけでなく、「深層」と「深淵」という言葉も同義語でかぶっていて、錬金術の術語という可能性も一応残っていると思います。
「レクスルクス」という言葉を見ると、錬金術視点では「レクス・マリヌス(海の王)」が思い浮かびます。
人文書院の『心理学と錬金術』第2巻のp.47や146で「レクス・マリヌス(海の王)」の絵が見られるのですが、p.147などによると「第一質料」や「石(第五元素)」を象徴しているようです。
レクス・マリヌス(海の王)は、錬金術書の『沈黙の書』『太陽の光彩』『逃げるアタランタ』などで登場しています。
「三脚台」や「深淵」といった錬金術の匂いがする物やボスのいる場所で「レクス**ス」という、「レクス・マリヌス」という錬金術の「海の王」と音がかなりかぶった名前が付けられていることが非常に気になりましたが、関連の有無はまだわかりません。
おわり