(以下バージョン7.1までのネタバレがあります。)
バージョン7.0ラスボス(なぞの魔狼)討伐後、ゼニスの封宮 大祭壇から主人公たちを外へ女神ゼネシアがワープさせ、独り大祭壇に残ります。
険しい顔をしながら斜め後ろへふりかえると、創失で消えていなかった燭台がひとつ残っていて、
ゼネシアが目線をやった直後にこの燭台は創失の黒い霧に包まれて消えてしまいました。
この描写がどういう意味があるのか今もって不明ですが、しかし、
ゼネシアがひとつだけ残っていた燭台の存在に気付いて目を向けた直後に消えてしまったことから、
可能性のひとつとしてゼネシアの犯行のようにも取れました。
この7.0の燭台の話の続きと思しき描写が、バージョン7.1のラスボス(呪われしグランゼニス)討伐後に描かれています。
創造神グランゼニスが「……我が娘 ゼネシアよ こたび…こそ ゼニアスを…守れ……」と最後の言葉を発したところから約5〜7秒後あたりで、
7.0で消えていたと思しき燭台が現れ、この直後にグランゼニスは消えてしまいます。
この燭台の復活にはどういう意味があるのでしょうか。
グランゼニスが創生によって燭台を復活させたのか、
それとも何かしらの悪意を持つゼネシアが父グランゼニスにその心を見透かされ不本意に燭台を復活させてしまったのか、それともその他なのか。
ゼネシアがシロorグレーorクロのどれなのか7.1終了時点では確定はできないですが、
仮にグレーorクロの話が描かれるとしたら、
創失の呪いの源だったはずの呪われしグランゼニスが倒されたはずなのに、パドレア邸前の花が黒い霧に包まれたことから、
創失の呪いを発する源が他にもある(例えばゼネシアorゼネシアを背後で操っている者など)という可能性は一応残るでしょうか。
今後どんな展開になるにしても、燭台が消える(7.0)→燭台が復活する(7.1)という謎の流れがふたつのマイナーバージョンにまたいで描かれ続けたことから、
ここが何かしらの伏線となってストーリーが描かれる可能性はあると思います。
ところで、誓約の園でマギエルは、数万年前のジア・クト侵攻当時についてこう述べます。
「追い詰められた じいさんは もはやこれまでと
ゼネシアを眠らせ ルティアナちゃんを逃がして」
ところが7.0でゼネシアは「ルティアナを 送り出した後(中略)この身を 大樹の鳥籠に封じ」と言い、
ルティアナを逃がしたことと、ゼネシアを眠らせたことの、時系列が逆に説明されているようにも取れました。
主人公たちは特にここに反応しなかったですが、このマギエルの表現に深い意味はあったのでしょうか。
もし時系列が逆なら、
「ルティアナを 送り出した後
わたくしは 父を助け ジア・クトと
戦いましたが チカラ及ばず 敗れた……。」
というゼネシアの言い分が崩れてしまう可能性があります。
この後、ゼニスの封宮 大祭壇の扉は7.0ラスボス討伐後にゼネシアによって封じられていましたが、
マギエルが封印を解いて、守護天使4人とも大祭壇に入ってしまいます。ゼネシアに許可を取らなくて大丈夫だったんでしょうか。
守護天使たちが女神にどういう思いを抱いていたかはもう直接確認を取ることはできなくなってしまいました。
ちなみに暁の使者コッケンは7.1で、
「まさに この窮地に おとずれし珍客は
女神の希望か それとも……悪夢の手先か。」
と、女神を希望とプラス表現で口にしていました。
ただし、この「女神」が二柱とも指しているのかどうかは不明です。
おわり