(以下バージョン7.2までのネタバレがあります。)
7月16日の日誌「バカンウグレ遺跡の謎」を書いた時に、「不具合報告済みの内容を含む日誌です。もし不具合が確認された場合、この日誌は削除します。」と書いておいたのですが、
バージョン7.2の公開に伴って不具合の修正が入りました。
以下、少し書いてみます。
バカンウグレ遺跡にある、ジア・クト念晶体が残していったとポルテの師匠がバージョン7.0序盤で主人公に告げていた、ゼニアスとアストルティアを行き来可能な転送装置。
7.1の不具合修正前までは、バージョン1で初期村を出てきたばかりのキャラでも見えていたのですが、
7.2からはバージョン6.5のストーリーを終えたタイミングで転送装置が出現し、それ以前は転送装置が置かれていないことを確認しました。
「これまでのおはなし」のバージョン6.5「天に煌めく星のごとく」の35ページ目(ジア・レド・ゲノスを倒す直前)では転送装置は置かれていないのですが、
38ページ目(バージョン6のエンディング直後)以降で転送装置が置かれているのが発見できました。
なお、ジア・レド・ゲノスを倒してエンディングを見るまでに35ページ目から38ページ目へ強制的に表示が変わってしまうため、36〜37ページ目の時には確認はできません。
バージョン6.5が終わった直後に転送装置が置かれたことで、わかったことやわからないことなどがいくつか思い浮かびました。列挙してみます。
・バカンウグレ遺跡の転送装置はなぜ6.5終了直後に置かれた?
・この前後で遺跡前の門番に話しかけても特にセリフに変わりはなく、外部から誰かが侵入した形跡が無さそうにも?
6.5ラストでポルテの師匠は転送装置前から門の方へ歩いていき、そのまま出たら門番たちにバレそうなものが、
7.0で門番たちに話しかけてもテキストに変わりはなく、どうなっているのか。
・転送装置が地面にめり込んでいるのはなぜ?
・転送装置をジア・クトが残した、とポルテの師匠が主人公に7.0序盤で断言できた根拠は?
・6.5ラストでポルテの師匠が杖から緑色の魔力のようなものを転送装置に向けて放つと、転送装置から出てきた黄色い筋状の光は?
・転送装置のエネルギーを有する磁光石をなぜポルテの師匠が持っていた?
・転送装置の設置は、ジア・クトなど誰かの意思によるのか、不時着などによる偶然か(地面にめり込んでいるので)、それとも歴史改変によるのか、その他か。
・誰が、何のために転送装置を設置したのか。ゼニアスとアストルティアをつないだ目的は。
転送装置の設置者と利用者は誰が候補になるか。
バージョン7.2までに得られた情報を根拠に推論すると、様々な可能性があり、そのいくつかを書いてみます。
的中を狙ったものではありません。
ジア・ルミナ、サフィル、ルーベ、ネブラと戦っている間には転送装置はまだ置かれていなく、ジア・ルーベ・ゲノスは地上へ降りていないようで、
設置前に全員亡くなっているようなので、彼らが置いた可能性は一見ほぼ無さそうです。
しかし、ポルテの師匠はジア・クトが残したと断言していました。
ポルテの師匠は、6.5の最後に転送装置の前まで来ていて、可能性は一応ありそうです。
女神ゼネシアは、日誌「女神ゼネシアの謎(1)〜(5)」に書いたように7.0で不可解な言動が多く、7.2終了時点でもその不可解さを払拭し切るだけの話は無かったことから、可能性は残ると思います。
ちなみに7.1終盤にゼネシアは「ふたつの世界を苦しめた 創失の呪いは ……完全に 消え去りました……」と断言しましたが、
7.2では創失を人為的に起こすことのできる者(執行者ガンガブラ)が出現しました。
ラキは、2024年11月の拾遺譚の内容からすると、転送装置を使っていないようなので、可能性はほぼ無さそうです。
レトリウスの魂は、5700年前と現代とで時代のズレがあるので、仮に転送装置を使うにしても時間の飛躍を埋める理由は必要になると思います。
天星郷では、3500年前にレオーネを抱き込んだ導きの天使や、300年前にヘルヴェルに鉱石を飲ませた天使など、悪意を持ったジア・クト寄りの天使が複数人いましたが、可能性はあるかも知れません。
創失に伴い、歴史の改変のような出来事がいくつも起こりましたが、転送装置の出現にこうした歴史改変は関わっているのか。これも現時点ではわかりません。
どの人物であるにしても謎なのは、アストルティアと事実上滅ぼされたゼニアスを、転送装置を使って行き来する目的は何なのかということです。
6.5終了直後にふたつの世界はつながり、このタイミングで誰が何のために装置で行き来し始めたのか考える必要は出てくると思います。
おわり