(以下バージョン7.3までのネタバレがあります。)
バルメシュケの研究所を地上から見上げると、最上階に通じる中央塔の建物がフラスコのような形をしているようにも見えます。
ボス戦のあったマップなので画像を載せた日誌のリンクは直接反映されません。画像ありはこちらです↓
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/573379409470/view/8112398/
研究所1階には「うまのふん」が2箇所で入手できますが、カギやツボとの組み合わせで錬金術的な意味合いを暗示している可能性はありそうでした(詳細はふたつ前の日誌(20)に書いてあります)。
フラスコをかたどったかのような中央塔は、錬金術の暗示という可能性はあるのかどうか。
このフラスコの形に見覚えがあり確認したところ、アルウェーンの町の中央地区にある、上空の管理棟へ通じるエレベーターのある建物もフラスコに似た形です。
公式本『The Art of Astoltia』の p.478 のイラストが全景を描いていてよりわかりやすいと思います。
バルメシュケやパルミオ父子はなぜ中央の建物をこうしたフラスコのような外見にしたんでしょうか。
少なくともプクラスは6.1で竹製の蒸留器を組み立てていて、4.0のクエスト480でワグミカが錬金術で作っていた蒸留器(けしからん水用)と王都キィンベルの民家にある蒸留器(DQXショップで「王都キィンベルの蒸留器」として販売中)を合わせると、プクラスの蒸留器の形になります。
すると、このゲームでは蒸留器は錬金術によって作られているはずなので、蒸留器を組み立てたプクラスは錬金術の素養があると考えられます。
そのプクラスが町の中央の建物を、錬金術の代表的な道具であるフラスコのような形にしているところが気になりましたが、バルメシュケも〝魔術としての錬金術〟は普通に扱えたのでしょうか。
6.0で天使長ミトラーが手にした、ラダ・ガートの魂を封じた容器もフラスコの形で、
ミトラーのサングラスは赤、ミトラーの眼球は緑と、赤と緑という錬金術めいた配色をしていましたが、
バルメシュケ・プクラス・ミトラーのフラスコ(的な形)のそれぞれの正しい意味合いや関連の有無はわかりません。
なお、神獣ラキの語源は現時点ではよくわからないですが、
錬金術に無理やりこじつけて妄想するなら、アラビア語で「蒸留酒」を意味する「アラック」の短縮形「ラキ」はあり得るのかどうか。
(蒸留器がイスラム世界で発達した話は、日誌「ルティアナの匂いと錬金術の『分離』について考える(1)」にあります。)
この無色透明な酒に水を加えると白濁するのですが、ラキの毛色に一応通じます。
また、7.3冒頭のラキの夢で、幼いルティアナが「ラキ」と名付ける場面が描かれていましたが、
誓約の園のルティアナの部屋に置かれてあるテーブルやイスの足が三脚で、「黄金の三脚台」という錬金術をほのめかし得る形になっていて、
なおかつアストルティアの天星郷にある神化の工房にも、三脚台や、蒸留管と思しきものが3本つながった構造をもつトリビコスという錬金器具に似たものが置かれていました。
ルティアナの部屋の前には淡い色をした赤と緑のような配色の植物があったり、光の神装の肩ひもの留め具の中央の円の色がゼネシアは赤でルティアナは緑ですが、関連は不明です。
気になるのはバージョン6.5前期に秘伝の間の石碑にこう書かれていたことです。
「我 ここを 秘伝の間と定め
とこしえのゆりかごより 受け継ぎし至宝を
後世に残す。
至宝 天の箱舟は
天使よりも速く 大空を駆ける。(中略)
至宝 神化の光炉は
その炎に焼かれし者を 神の高みに
引きあげる奇跡を 起こす。」
神化の光炉がとこしえのゆりかご由来ということは、神化の光炉を作ったテクノロジーも向こうの世界にありそうなものですが、どこにあるのか。
メネト村の街灯の周囲を飛ぶ羽虫と恐らく同じものが、なぜか魔窟アラモンドや神代の島の中心核の間にもいますが、
どういう経緯で各所に生き続けているのかは不明です。
大きくして見るとバージョン4のラスボスに外見が若干似ているような気がしなくもないですが、現状では妄想レベルです。
おわり