(以下バージョン7.4までのネタバレがあります。)
バージョン7.3の最後に女神ゼネシアが「オーブ」について口にしました。
次のバージョン7.4ではオーブに「継承者の」という修飾語句が付き、
「継承者の」とは具体的には〝ゼニアスの主神の地位を継ぐ者の資格をあらわす〟くらいの意味のようですが、
なぜ女神ゼネシアはその地位の継承を望んだのか、まだ具体的な動機や真相は描かれていません。
そしてオーブについても不明なところが多いです。
7.3の最後での女神ゼネシアの「オーブは 現れぬか」というセリフからすると、王冠と王笏をどちらも身につければオーブが現れるという見込みが当時のゼネシアにあったんでしょうか。
また7.4で古・誓約の園に現れた女神ゼネシアは「オーブをよこせ!」と主神グランゼニスに詰め寄りますが、
主神グランゼニスは「親から子へと 渡せるようなものではない。ゼニアスの意思が 持ち主を選ぶのだ」と説明します。
ゼネシアはまだオーブを見たことはなかったようで、
ゼニアスの意思は創造神グランゼニスを主神として認め、継承者のオーブの持ち主に選んでいたということになりますが、その理由は何だったのでしょうか。
オーブというとドラクエ3の6色のオーブや、ドラクエ11の時のオーブなどがありましたが、いずれも宝石や結晶体のような物体でした。
ドラクエ10ではバージョン3.5で「調和のオーブ」が出てきましたが、ナドラガの体内から行ける断罪の記憶という場所で「そなたの歩みとともに紡がれてきた絆から生まれしもの」と神の声での説明があり、これを使うと魔瘴をはらうことができました。
錬金や鍛治で用いる各色オーブもあります。
バージョン7はまだ7.5と7.6があり、そこまでストーリーを終えればオーブが出てくる可能性は残っていますが、
以下、既出の情報などからオーブについて妄想してみたいと思います。
的中を狙ったものではありません。
2023年8月にバージョン7の発表があり、バージョン7公式サイトがオープンされました。
そこにはバージョン7のロゴと「2024年 発売決定!」の文字が並んだトップページのみあったのですが、
複数の円形の光球体が、大きさバラバラに、色も複数で、画面中央寄りに縦に連なっていました。
果たしてこれらは「オーブ」なのかどうか。
徳間書店の『オーブ 謎の超知性体』p.3-4 によると、「オーブ(orb)」(英語)は、ラテン語の「orbis」(円、円盤、球)が中期フランス語を経て15世紀には英語として定着していったそうですが、
近年では「orb」は特殊な意味でも用いられ始め、デジタルカメラの普及により写真の撮影数が爆増するにつれ、
写真に球状の光体が写り込むことが報告される数も増えていき、この光球体のことを英語圏では「orb」と呼ぶそうで、日本でもそれにならい「オーブ」と言われることが多いようです。
また、岩波ブックセンター(自費出版)の『「オーブ」は「パワー・スポット」にいる』p.13-14 には、
2006年秋の日本サイ科学会の討論・発表による、写真撮影時に写真(画像)に写り込んだオーブの特徴が以下のように書かれています。
・オーブは知性を持った意識体である(霊体説も)
・オーブの写真は撮れる人には写るが、写らない人もいる(オーブは意思を持ち気まぐれだから)
・オーブには奥行きがある
・オーブは位置が変わる
・オーブは撮影者の意識に反応する
(「意識」とは「変性意識」のこと。日誌「生命が持つエネルギーについて(6)」にあります)
・オーブは人の大勢集まるところで写真に写りやすい
・オーブは聖地などの場所や祝い事の行事の時に出現しやすい
最初の2項目の〝物に心がある〟という内容は、主神グランゼニスの言う「ゼニアスの意思が 持ち主を選ぶのだ」の話と筋が通る可能性はあると思います。
最後の聖地うんぬんも誓約の園という場所と一応合うと思われます。
変性意識というと「気」や「共時性」とも接点がある可能性はあります。
13周年記念壁紙にも太陽の光が光球体として描かれていますが、オーブの暗示となっているかは現時点では不明です。
ところで、上述のバージョン7公式サイトの光球体は、ゼニアスなどの情報掲載が始まると姿を消してしまいました。
その光球体の画像を画像ツールで少し補正すると、人影のようなものが頭部から肩にかけて見られたのですが、人影の正体や人影のように見えるメカニズムは不明です。
しかしそもそもこれがオーブかどうかもわからないですし、7.5以降でオーブの正体が判明すればそれまでではあるのですが、
オーブは今後いつどこで現れ、誰が持ち主に選ばれるんでしょうか。
おわり