(以下バージョン7.5までのネタバレがあります。)
日誌(1)で、サザミレ海岸の沖の孤島に創られた塔の外壁の模様が、天星郷のピラーの外壁の模様ととても似ていることを書きました。
そして、他にも結構似ているものがあり、星封の結晶でワープする起点にある「星封のくさび」の模様です。
星封のくさびは、誰が作り、どういう意図で世界各地に設置されているかは不明です。
バージョン7.4でキューロピアに到着した直後にラキはこう言っています。
ラキ(バージョン7.4)
「(額の)紋章が この世界に漂う ねえさまのチカラを
感じている。このチカラのおかげで
きっと 星封の結晶も 使えるはずだ。」
「このチカラ」とは「(この世界(キューロピア)に漂う)ねえさまのチカラ」を指していて、
キューロピアにある星封のくさびは、女神ゼネシアのチカラがあるおかげで星封の結晶での移動に利用可能のようです。
ただし、バージョン7.5クリア後にもキューロピアで星封の結晶が使えることから、
ゼネシアが亡くなり創失した後もそのチカラはキューロピアに残存しているということなんでしょうか。
また、バージョン7.0で星封の結晶を主人公にくれた女神ゼネシアはこう言っていました。
女神ゼネシア(バージョン7.0 峠のほこら)
「星封の結晶に 星のオーラを満たすのです。
さすれば 道は ひらけるでしょう。
また その結晶があれば
この世界の様々な場所を 自由に
行き来することが できます。
あなたがたの旅に お役立てなさい。」
ポルテ
「ありがとうございます 女神ゼネシアさまっ!」
女神ゼネシア
「星々の加護の あらんことを……。」
「その結晶があればこの世界の様々な場所を自由に行き来することできます」はその通りの情報で、ミナデイン本Vol.8のp.045にある説明も似通った情報になります。
もし7.4でラキの言うように星封の結晶の使用にゼネシアのチカラが必要であるとしたら、
では、この後のゼネシアのセリフ「星々の加護の あらんことを……。」はどういう意図で発されたんでしょうか。
現時点ではゲーム中で確たる説明はされていないようで、以下憶測気味の予想をしてみたいと思います。
ゼネシアに主人公たちをたかばる悪意は会った最初の時点であったようですが、
それでも主人公たちに大樹の鳥籠まで自身を救出しに来てもらうためなのか、主人公に星封の結晶を与えたり、
あるいは王冠を主人公たちに探してもらうために交通の便を良くしようという意図なのか、聖天のつばさに乗ってもらうために大気中に霊子を出現させたりしました。
では「星々(の加護)」は、「星封のくさび」「星封の結晶」に何か影響を与えているのかどうか。
「星々(の加護)」は、「星封のくさび」や、それと似た模様を持つ沖の孤島の塔や天星郷のピラーに何か影響を与えているのかどうか。
「星々(の加護)」と女神ゼネシアのチカラに関連はあったのかどうか。
日誌「意味のある偶然の一致(共時性)について(30)(31)」で触れましたが、
このゲームでは星と人は照応関係にあるようで、星は人やその住む世界の情報を持っていたり、また可能性としては星が持つ性質を人に与えたりすることもあるようです。
天空に浮かぶ星々は、ゼニアスとキューロピアに住まう人々に、星々の加護として星封のくさびを出現させ星封の結晶を持つ者が移動に利用できるようにしているという可能性は、まだ星封のくさびの謎が残る現時点では一応残るでしょうか。
星封の結晶を主人公にくれた女神ゼネシアは、星封のくさびについてどこまで知っていたのかも気になるところです。
ドラクエ9ストーリー本編では、役目を終えた天使たちは光球体となり天に昇り星になってしまいました。
クエスト800「天星の英雄」ではレオーネの魂はエルドナ神により星になりました。
現実世界で星は魂を有するという説はあり、このゲームではまさにそのようですが、
(無生)物が心を持つという考えは、アニミズムやアニマティズム以外でも、意味のある偶然の一致(共時性)と関連するという説もあり、このゲームではどこに落ち着くんでしょうか。
話を最初の話題に戻すと、もし星封のくさびの模様が、沖の孤島の塔や天星郷のピラーの模様と関連があるとしたら、そこに何を見出したら良いのか。
バージョン7.6でもう少し関連情報が出てくることが期待されます。
おわり