モルル「本当は倅にもこの仕事を継がせたいもる」
「でも時代の流れもるね…断られたもる」
そう語るのはドルボートタクシー40年のベテランだ。
モルル「仕方ないもるよ…メガルーラーストーンやバシッ娘の実施で移動が便利な世の中になっちゃったもるから…お客さんは減るばっかりもる」
モルル「もうモルの代で終わりかなもる?」
「同業者も多くは辞めていったもるよ」
スタッフ「バシッ娘が25Gですよね?採算取れるんですか?」
モルル「昔からの贔屓にしてくれるお客さんだけかなもる?今の利用者はもる…」
モルル「今じゃ副業で始めた家の庭で収穫する畑の野菜の方が年収は稼げちゃうもる」
モルル「今日はここで一泊もる」
スタッフ「モルルさんは宿に泊まらないんですか?」
モルル「泊まってたら赤字なるもるから馬車の中でいつも寝てるもる」
スタッフ「外気温マイナス5度ですよ?」
モルル「もう慣れたもる」
ナレーター「早朝モルルさんがどうしても番組スタッフを連れて行きたい場所があると言う」
モルル「あの爆弾岩見えるもる?同僚が何人も居眠り運転中に爆弾岩のメガンテで亡くなってねもる…」
モルル「遠くからピカって光るんだよもる…」
「この道は何回もお客さん乗せて通ってるもるけどいつも緊張するもるね」
モルル「今日はドキュメンタリー映像を撮る為とは言え久しぶりのお客さん乗せて嬉しかったもる」
*撮影終了後スタッフはルーラーストーンで帰りました