まだ多くの人がChatGPTに触れていないのを見ると、「なぜ早く触れないんだろう?」とすごくもどかしく感じます。
ちょうどスマートフォンが出始めた頃、自分が周りよりも早くスマホに触れていて、他の人がまだガラケーを使っている状況を見ていたときのもどかしさに似た気持ちを、今はAIに対して感じています。
これからの5年、10年は、スマートフォンが普及したときよりも早いスピードで、AIが知らない間に私たちの生活の中に組み込まれていくと思います。むしろ、もう既に多くの場所で組み込まれていると言えるかもしれません。
そんな中で、自分が恐怖しているのは「仕事が奪われるのではないか」ということです。特にホワイトカラーの仕事が、です。まるでイギリスの産業革命が起こったときのように、産業革命ではブルーカラーが大きく変化を遂げましたが、今度の革命ではホワイトカラーが駆逐されていくのではないかと感じています。
もちろん、新しい仕事も生まれてくるでしょうが、結局は最初に述べたように「80点以上のパフォーマンスを出せる人」しか生き残れない時代になるのではないでしょうか。
これから迎える時代は、日本が昔経験した明治維新のように、侍たちが仕事を失い、警察官や官僚へと職を転換した時代と似たような変化が訪れるのではないかと考えています。
また、最近は様々な本を読んでいますが、自分だけでは理解が難しかった本も、ChatGPTに要約してもらうことでスムーズに理解できるようになりました。特に海外の論文など、難解な文章もPDFを通して翻訳・要約してもらえるので、非常に便利で楽しいです。
これからのAIの進化スピードを考えると、「この先どうなっていくのだろう」というワクワク感と同時に、不安も抱いています。
個人的に早く来てほしいのは、汎用性AI、いわゆるAGI(汎用人工知能)です。そこまで進化すれば、人間と同等の知能や性能を持つAIが実現される時代になると考えています。
そうなれば、AIに自分の理想のパートナー像や理想の異性を演じてもらい、AIパートナーとしてのめり込む時代がきっとやってくるでしょう。
ただ、今のところAGIの開発は非常に難しく、自分が生きている間に達成できるかどうかはわかりません。それでも、自分の一番の願いは「AIパートナー」を体験することです。
音声技術もすでに進化していて、AIが声優の仕事に匹敵するレベルにまで来ているため、例えば綾波レイに彼女の声で「おはよう」や「お疲れ様」と言ってもらえるのを想像すると、楽しみで仕方ありません。
もっとも、AGIが実現する時代になれば、仕事の多くがAIに取って代わられるかもしれません。そのとき自分がどうなっているかはわかりませんが、何にせよ長生きしてテクノロジーの進化を見届けたいという気持ちがあります。
以上です。