「お前さ、ぼっちざろっく観てないよな?」
2週間ほど前に、高校の時にバンドを組んでた、ひとつ上の先輩から唐突に言われた。
この時点では観てなかったし、すごく流行ってたら観ることは無いだろうと思っていた。
しかし、その先輩は劇中に出てくる曲を弾いてみたらしく、まずは観てみろ、そしてギター覚えろ、と。
普段は自分からアニメの曲をコピーして、一緒にやってみようなんて言わない人だったから、まぁ付き合ってやるか(笑)というノリで、ぼっちざろっくを視聴してみることになった。
ぼっちちゃんのキャラは気持ち悪いけど、普通に面白かったし、何より曲がカッコ良かった!
今の時代、YouTubeなどで弾いてみた系が沢山あるし、ぼっちざろっくの曲は公式で、編曲した人のギター動画があるから耳コピじゃなく目コピができる。
時代は変わったな、と。
ハルヒのGod knowsを練習した頃って耳コピしてたな~とか感慨深くなったり。
私が一番最初に選んだのはオープニングテーマ曲である青春コンプレックスだ。
イントロがかっこよく、とりあえず弾いてみたいと思ったからその衝動を忘れない内に頑張って2週間くらいコツコツ練習した。
ギターなんてしばらく弾いてなかったから、左手の指は動かないし、右手は速いストロークに耐えられる筋力は落ちていたり、もう散々。
結構なブランクがあって、いきなりぼっちちゃんのパートをやるのは無理があった。
そこで、最初はキタちゃんパートの練習をして、ギターを弾くための筋力を戻したり、速いストロークでもリズムが狂わないように反復した。
1週間も経てば、それなりに戻ってくるもので、2時間くらい弾いても筋肉痛にならなくなる。
その頃にキタちゃんパートを録音して、それに合わせてぼっちちゃんパートを弾く練習が始まる。
BPM190は速い。
ゆっくりだと弾けるところも音が出なかったり、スライドし過ぎて一つ上のフレットまで行っちゃったり。
次のリフを考えてたら、チョーキングがハーフになってたり。
というか、この曲ね・・・クソ難しすぎるから!!
他にもう少し弾きやすいのもあったんじゃないかな?と思って、結束バンドの他の曲もじっくり聞いてみた。
うん、どの曲も難しいね!
どうせやるなら、最初にこれが弾きたいって思ったのを貫け私!と自分に活を入れ、土日は昼間に猛特訓した。
そして昨日の夕方くらいに、やっとモノになってきたなというレベルまで弾けるようになったけど、ミス無しで弾けるのは今のところBPM160が限界。
原曲のテンポでも通して弾けなくはないけど、制度はかなり落ちるわ、というかミスるし指が追いつかない所が多々ある。
こればかりは、とにかく反復するしか無い。
もうね、ギター弾いてないときでも青春コンプレックスのギターリフが頭の中で流れてるの。
この状態が2週間くらい続いてくると、何やってんだろうなと思うけど、改めてギター弾くのって楽しいなって思えた。
あ、言ってなかったけど私は4人のバンドって組んだことがなくて、いわゆるスリーピースだった。
だから、4人で組むバンドが羨ましく思うことはあった。
リードギターでも殆んどバッキング中心なリフしかやってきてないから、速弾きに憧れるのは仕方ないっしょ。
今回、青春コンプレックスでぼっちちゃんの速弾きを練習してみて、更に強く思うようになったのは、バッキングをしてくれるギターがいたら良いなって(笑)
話は戻って、とりあえずの完成ということで録音した音源を先輩に送ってみた。
キタちゃんのバッキングを練習してると思われてたらしく、ぼっちちゃんのギターに挑戦してて偉いなって、めちゃくちゃ上から目線で褒められたけど、普通に嬉しかった(笑)
ちなみに先輩はもう既にベースを弾きながら歌えるみたいだから、合わせる日が楽しみで仕方がない!
多分、これからギターを始める人にとってはすごく難しい曲ではあるけど、毎日弾いてればいつかは弾けるようになるもの。
どんなことでもそうかもしれないけど、諦めない気持ちがあれば音楽って楽しむことができるんだ。
という話。