最近、試練の門に行くのが億劫になっています。
強戦士の書が試練の門に対応してから久しく、試練の門と言えば10門でした。
そして、「テンプレ構成」と言えば、この10門を30分以内に回れる構成として、金策勢がデファクトスタンダードとして定めたものです。
今、このテンプレ構成が崩壊しつつあります。
言うまでもなく、Ver3.0で追加された2門への対応が、一般的なテンプレ構成では追い付いていないからです。
より正確に言うならば、「ガチ勢以外のテンプレ構成では12門に対応しきれていない」といったところです。
ここで、改めてテンプレ構成の中身を確認しておきましょう。
【盗賊】
金策目的であれば必須の職業です。
今でこそ、試練の門でのドロップ品もバザー価格が下落していますが、それでも盗賊がいるのといないのとでは収入額は大違いです。
そして、ツメのゴールドフィンガーや短剣のナイトメアファング、ピオリムやクモノによるバフ・妨害等、多くの役割があります。
【スーパースター→僧侶】
金策目的のほか、レベル上げにも必須の職業です。
ベストスマイルによるゴールド・経験値の底上げは勿論のこと、キラキラポーンやマホカンタによる補助も強力です。
扇やムチを持っていれば、補助火力として攻撃に参加する事もできます。
なお、一般的なテンプレ構成では、旅芸人だけだと回復が追い付かなくなるゼドラゴンやエレメン軍団においては僧侶に転職しています。
【旅芸人】
150スキルの実装により、他の補助職を排してテンプレ構成での地位を不動のものにしました。
たたかいのビートによる迅速な火力増強のほか、ハッスルダンスで回復の主担当ともなります。
テンプレ構成では唯一蘇生呪文を持つ職なので、回復と併せて一般的なPTの僧侶に相当する堅牢性が求められます。
一方、短剣を持っていれば補助火力にもなり得るので、回復の優先度が低くなった段階では攻撃参加を求められる事もあります。
【火力枠】
Ver2.4前期まではオノ戦士、150スキル実装後はウォークライを持つまもの使い、Ver3.0ではミラクルブースト持ちのバトルマスター(ハンマー二刀流)がこの枠に入ります。
メイン火力としてモンスターの迅速な殲滅に当たりますが、モンスターの怒りを買いやすい立場でもあるため、相当程度の堅牢性が求められます。
ただし、他職と違って「この職業でなければならない」という事はありませんので、安定して火力が出せるならどの職業でも参加が可能です。
以上がテンプレ構成の概要ですが、一方で新規2門の要求は次のとおりです。
【やまたのおろち】
(1)鬼棍蔵殲滅までの間、安定してやまたのおろちを寝かし続ける呪文or特技
(2)鬼棍蔵の衝撃波をジャンプで避ける立ち回り
(3)やまたのおろちのジゴデインへの対応
【ビッグビッグハット】
(1)踊り耐性によるハッピーイリュージョンの無効化
(2)即死耐性によるメガンテの無効化
(3)マホカンタやスペルガードによるイオグランデの無効化
(4)圧倒的火力による(2)及び(3)の代替としてのビッグハット等の高速殲滅
スキル解放やレベル解放による高火力化により、既存10門における必要耐性は「なければないでどうにかなる」程度のものとなっていました。
しかし、新規2門における要求事項は、「1玉で12門回そうと思うなら必須」とも言うべきものです。
勿論、新規2門における要求事項すら圧倒する絶対的プレイヤースキルにより乗り切る事も不可能ではありませんが、毎週野良で門売りするに当たって、そう都合よく圧倒的プレイヤースキルの持ち主ばかりツモれるという保証はありません。
となると、ある程度のプレイヤースキルの持ち主であれば12門回せるという「新・テンプレ構成」を考えなければならないのですが……
◆盗賊やスーパースターを外す
→金策として不成立
◆旅芸人を外して自己強化可能な火力を入れる
→盗賊の火力が大幅に落ちる
◆火力枠を魔法使いにする
→怒りが集中した時の堅牢性に難がある
……と、なかなか「これに違いない!」という構成が定まりません。
そして、何より問題となるのが、新規2門の要求事項(特に耐性面)を満たす野良が非常に少ないという事です。
私自身は、人前に出す職業については一通りの耐性を揃えているのですが、抑もが金策であった試練の門を回す為だけに耐性装備を揃えるのがナンセンスだという指摘にもまた一理あります。
勿論、耐性完備限定でPT募集する事も不可能ではありませんが、要求水準が高くなればなるほど、野良での販売金額も低くなってしまい、募集主としての収入が目減りしてしまいます。
超玉1つで9万Gからの収入になるだけに、出来るだけ野良売りしたいところではあるんですけどね。