どうも、表稼業が忙しくなり、日替わり討伐くらいしかこなしていないラピートです。
最近、ガチ勢どころか一般人のトレンドにすらついていけなくなっています。
さて、プレイヤースキルだけでなくログイン時間まですっかりライトプレイヤーになっている私ですが、流石にこの不具合にはズッコケました。
◆ムチ「クロスペンデュラム」を装備していると、本来「みのがす」が有効ではないモンスターに「みのがす」が効いてしまう
恐らく、この不具合を最初に発見した人は私よりも派手にズッコケたと思いますが、問題はその後です。
不具合に乗じて強敵を討伐しようと、失敗品のクロスペンデュラムに群がる俄ムチ使いが出てきたのは勿論の事、そうした俄の足許を見て暴利を貪った武器鍛冶職人も数多く出てきました。
今回は、流石に運営も迅速に対応しましたが、それでもクロスペンデュラムを売り抜けて財を成した武器鍛冶職人は少なからずいます。
ここで問題になるのは、こうした冒険者への処罰です。
不具合の不正利用が処罰の対象となる法的根拠は、「スクウェア・エニックス アカウント規約」第26条第22号です。
ユーザーの禁止行為として、「当社が設計した通りに動かないプログラム(バグ等)を故意に利用し、自己の利益を得る行為又は他者に不利益を与える行為。」が明記されています。
実際にみのがす不具合をコンテンツで使用した冒険者が同号に該当する事は、論を俟たないでしょう。
しかし、ン十万ゴールドも叩いてクロスペンデュラムを手に入れた冒険者が次々と処罰される一方で、そうした冒険者からゴールドを巻き上げて大儲けした武器鍛冶職人がお咎めなしというのは、剰りにも法的衡量感覚に欠けます。
とは言え、武器鍛冶職人は不具合そのものを利用した訳ではないので、直接的に同号を適用して処罰するのは不可能です。
そこで、オフラインの世界で適用されている刑法の幇助犯(日本の刑法で言えば第62条)の考え方を適用し、「みのがす不具合の不正利用を幇助した」と見做す事が出来る程度にクロスペンデュラムで利益を得た武器鍛冶職人については、同号の幇助犯として罰則を適用すればいいのではないかと、私は考えました。
オフラインの世界では、共同正犯や教唆犯ではなく幇助犯として処断する事例は少ないという事ですが、今回の不具合を承けてクロスペンデュラムに乗り込んだと見做せる製造実績を持つ武器鍛冶職人であれば、不具合便乗商法で稼ぐ故意があったものと判断し、処罰の道も開けてきます。
そして、幸いな事にアストルティアでは司法権を持つ運営が冒険者の全行動をログ抽出により追跡可能ですから、悪質なケースについては言い逃れは実質的に不可能です。
幇助犯のアストルティアへの演繹は難しいかも知れませんが、健全なアストルティア経済の維持の為にも、是非運営チームには毅然とした対応をして頂きたいものです。