さて、さっきの冒険日誌の続きです。
猛毒を撒き散らしますので、ネレウスマスクが完成していない人はブラウザボタンの戻るを押して、どうぞ。
私は、今回物議を醸している邪竜神ナドラガも試練のケモノたちも、3サポで初見一発クリアでした。
別に、私自身にプレイヤースキルがあったという事ではなく(寧ろ、私のプレイヤースキルは初心者同然です)、単にサポートなかまが強かったというだけです。
安心してバックを任せられるフレサポ僧侶に、適切なタイミングで真・やいばくだきを打ち込んでくれるフレサポ戦士、範囲攻撃をキッチリ避けつつ迅速に蘇生・回復してくれるフレサポ旅芸人と、自キャラが脳筋戦士でも勝てるようにお膳立てしてくれる文字通りの「サポートなかま」がいてくれたからこそ、どちらも勝てたようなものです。
Ver3.2前期リリース当時、私は氷魔フィルグレアを絶賛しましたが、それはプレイヤーにオツムを使わせる戦闘だったからです。
【ネタバレあり】ただし○○、テメーはダメだ
http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/580379530788/view/3799010/
PDCAサイクルをガシガシ回していく内にボスキャラのギミックに気付き、そこから攻略の糸口を見付けていくというのは、将にゲームの醍醐味というものでしょう。
だからこそ、無限ミラーリングが不具合として修正されてしまった時は、かなりガッカリしたものです。
邪竜神ナドラガや試練のケモノたちには、オツムを使わせる要素が殆どありませんでした。
十分に強いサポさえ用意できれば、プレイヤースキルが低くてもリーフスラッシュ(葉っぱぶっぱ)でゴリ押し出来てしまいます。
試練のケモノたちこそ、慈愛のケモノ(スライムベホマズンもどき)を最初に落とさないと延々とベホマズンを打たれるというギミックのようなものはありますが、その手順さえ間違えなければ、あとは幾らでもどうにでもなります。
●占い師で行き、月・世界・教皇をぶっぱする。
●どうぐ使いで行き、スクルト・マジックバリア・磁界シールドで逃げ切る。
●賢者で行き、自分にマホステを掛けてベホマラー・ザオリクをぶっぱする。
●etc...
ゴリ押し以外にも、これだけの方法が直ぐに思い付く訳ですが、広場戦士の皆さんは果たして何処までこういう方法を試しているのか、私には疑問でなりません。
しかし、さっきの冒険日誌でも触れましたが、DQXは営利事業です。
「Lv99解放クエを緩和しろ」と大暴れする広場戦士がマジョリティになり、「試練のケモノたちを倒せないから引退します」なんて人が続出するようであれば、DQXがビジネスとして成立しなくなってしまいます。
恐らく、氷魔フィルグレアの実装時にもログイン者数の大幅減という数字が出てきてしまい、慌てて調整が入ったんでしょうが、今回もそれに近い感じなんでしょう。
[全サーバー]メンテナンス作業のおしらせ(7/13)
http://hiroba.dqx.jp/sc/news/detail/59dfa2df42d9e3d41f5b02bfc32229dd/
ユニークユーザーが減ってしまえば、折角の力作である紙芝居も役立たずになってしまいます。
より多くのユーザーに「感動のエンディング」を届けたいからこその緩和なんでしょう、たぶん。
流石に、邪竜神ナドラガは今回のメンテナンスでも調整は入らないようですが、これといった記憶も残らない内に討伐してしまったので、逆に「何回やってもクリアできない」という人が何処で躓いているのかが私には理解できません。
某社の重量鉄骨プレハブ住宅ではありませんが、「考えよう。答はある。」と言いたくなってしまいます。
正直な所。
緩和前の試練のケモノたちを倒せない程度のプレイヤーがLv99になった所で、Lv99のスペックを要求される戦闘ではまともに立ち回れませんよ。
逆に、「レベルを上げて物理で殴ればいい」だけの戦闘であれば、Lv99どころかLv90くらいでも大体どうにかなります。
広場戦士が自らのプレイヤースキルを省みる事もなく緩和だけが進んでいくのであれば、今週のメンテナンス以降「なんちゃってLv99」の出荷量が増えるだけです。
ドラクエの伝統に則れば、Lv99は恒久的にカンストな訳で、果たしてこんな形で出荷されたプレイヤーを「もう じゅうぶんに つよい!」と言っていいのかどうかは、改めて考えるべきでしょう。