どうも、今日のプレイヤーイベントでは全くいい所がなく2位に終わったラピートです(´・ω・`)
まぁ、調子が悪い時は悪いなりに結果を出すのも、またプロの仕事ですけどね。
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さて、例によって物騒なタイトルですが、前回の冒険日誌の続きものです。
【大富豪】片八百長
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/580379530788/view/6763421/
オーラスを迎えて、4人の得点状況は以下の通りでした。
私:50pt(大貧民→貧民→貧民)
下家:90pt(富豪→富豪→富豪)
対面:40pt(貧民→大貧民→大貧民)
上家:150pt(大富豪→大富豪→大富豪)
一応、ラス目の大貧民とは10pt差の3着目ですが、ここで私は厭な予感がしていました。
それは、「下家や上家が対面にアシストする展開があるな」というものです。
何故そんな予感がしたのかを解説する為に、各人の条件を整理してみます。
【私(貧民)の条件】
2位:自分が和了して大富豪になる
3位:富豪の和了による都落ち発生or大富豪→富豪の順での和了or大貧民への先着
※トップになれない事は確定
【下家(富豪)の条件】
トップ:自分が和了して大富豪になる
2位:大富豪の和了or大貧民の和了or貧民の和了による都落ち発生時の大貧民への先着
※3位以上になれる事は確定
【対面(大貧民)の条件】
2位:自分が和了して大富豪になるand富豪を貧民に落とす
3位:貧民に先着する
※トップになれない事は確定
【上家(大富豪)の条件】
単独トップ:富豪に都落ちさせられない
※同点トップ以上になれる事は確定
大富豪はトップが確定しているので積極的には介入してきませんし、大貧民は必ず和了りに来ます。
そして、ポイントになるのは富豪です。
自分の配牌が強ければ普通に都落ちを狙いに行きますが、問題はそうではなかった場合です。
貧民や大貧民の配牌がそこまで悪くなかった場合は、大富豪が局外中立を貫く事により富豪を捲ってくる可能性があります。
そうなると、富豪としても貧民と大貧民とのどちらにアシストするかを考える必要がありますが、実は結論は明白です。
富豪は、当然の如く大貧民をアシストします。
何故なら、貧民にアシストした場合、その後の展開で自分が3位に落ちるリスクがありますが、大貧民にアシストした場合、都落ち発生時点で自分の2位も確定するからです。
また、牌交換により貧民の最強カードも把握できますから、大貧民よりも攻め手を潰すのは簡単です。
結局、大貧民の手と富豪の思惑とが見事に噛み合い、開局時から大貧民の和了を警戒した私の防御が悉く下家の富豪に崩され、終わってみれば大貧民が8斬り革命からの逃げ切り大富豪でした。
展開が完全に予想通りだっただけに、それを止められない私の弱さだけが際立つラス落ちでした。
今回の敗因は、やはりラス前で私が富豪に上がれなかった事でしょう。
ここで下家を貧民に落としておけば、少なくとも大貧民へのアシストは発生しませんでしたし、逆転での2位も十分に狙えました。
そして、大貧民の攻め手を自力で潰す事も十分にできたはずです。
では、ラス前で敢えて大貧民に落ちて富豪からのアシストを期待したらどうだったかという話もありますが、これは考えませんでした。
というのも、こういう場面で選択を迫られた場合、大抵私が選んだ方が間違いになるからです。
「この人が切った方が不正解だよ」
これは、日本プロ麻雀連盟の森山茂和会長の言葉です。
(出典:近代麻雀2018年3月号特別付録「麻雀プロ21の言葉」)
勿論、科学的な根拠がある訳ではありませんが、長年プロとして活動してきた人の言葉ですから、耳を傾ける価値はあります。
そして、この時の私は将に絶不調状態でしたから、選択した方が裏目になる事は確実でした。
それ故、どうせ裏目を引くのであれば、少しでも自分がラス回避できる確率が高い方を選択するのが正着です。
そして、普通に打ち回して貧民でオーラスを迎え、予定調和の逆転ラスでした。
結局は、自分に有利な展開を作れなかった私の実力不足としか言いようがありません。
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相変わらず、私は十段戦の底辺で喘ぎ続けています。
しかし、同じ負けるにしても「何故負けたのか?」「何処で展開を作り損ねたのか?」を常に自問自答する事により、最後まで試合に参加する事が可能になり、上位陣や実力者をトップから引き摺り落とす事もできるようになります。
「ただ負けるのではなく、きちんと爪痕を残して負ける」
この事は、今後も常に意識し続けたいものです。