目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

さくら

ミヒコ

[ミヒコ]

キャラID
: XA987-371
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

ミヒコの冒険日誌

2023-11-28 15:15:53.0 2023-12-01 22:51:38.0テーマ:その他

ハーブ味の君へ

手紙や日誌を書くと、原稿を読まなくてもその文を脳内で再生できる、という特技が私にはある。
長文でも覚えてしまうのだ。
意識しなくても勝手に再生されてしまう事も多いので、書く内容はハッピーにしておいた方が良い。


飴の小袋を一つ手に取った。

ちょっと珍しいのど飴で、市販ではあまり見かけない。
大切な人に勧められてAmazonで買っていた、思い出深い飴だった。

そういえばそろそろ無くなりそうだったっけ。

次は、もう注文しないだろう。

もし最後の一個ならそのつもりで別れを惜しみたい。
何個残っているかしら、と袋の中を覗き込もうとしたが、やめた。

最後だと分かっているから、大切に食べようとする。
でも人生って、これが最後だと分からない事も多い。その時その時一回を大切にしなければならない。

もしそれが最後の会話になっても悔いが残らないように。
いつでも相手を大切にしなければ。

ふっと、ひとつ溜息をつき、最後から何個目かの飴を祈るように溶かした。


実はハーブ味は苦手だったので、勧められた当初は困っていた。
しかし毎日口にしていると段々慣れていくようで。
今ではこの独特な香りが好きになっていた。

人は、変わるのだ。
心も、変わる。

変わらないのは思い出だけ。

二人の写真が消えてしまった絵葉書は、ほろ苦いハーブ味の思い出。

ich liebe dich immer noch.
いいね! 5 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる