
だからいらねえって!
竜王「そんな事言わずに新聞取ってくださいよ。今なら世界の半分あげますから」
いらん!お前のくれる半分カス部分なの知ってるんだからな!帰れ!
ミシュア「アンタ、塩待ってきただよ」
竜王「溶ける!退散!」
ったく!朝から面倒な。じゃあ行ってくるわ。
ミシュア「いってらっしゃ~い」
ヌメリオン「竜王様になんて口の利き方を…」
何やってんだヌメリオン、行くぞ。

てなわけで、ヴォーティさんの為に俺がここを開けてやろう。良いファンだな、俺って。
ヌメリオン「なんか暗いな。おや?誰か来た」
マイユ「貴方は村に来てた人?」
ダストン「あぎゃ?君は素晴らしい感じがしますね」
これはどうも、観光に来たんですよ。とりま入ってみませんか?
マイユ「そうね。きゃー飛ばされる!」
ダストン「ムキー!飛ばされる!」
あらぁ、どっか行った。
ヌメリオン「よし!帰ろう」
賛成だな。ここはヴォーティさんの出番のハズ。
(足元に穴が開く)
落ちる!(ヌメリオンのリボンを掴む)
ヌメリオン「痛い痛い!離せテメェ!」
離したら落ちるだろ!引き上げろ!
ヌメリオン「無理に決まってるだろ」
あれだ!キングスタンプでデカくなれ!そしてジャンプしたらいいだろ。
ヌメリオン「なるほど!なら早速…」
(穴が大きくなる)
あー…ヌメリオン下になれ!クッションになれ!
ヌメリオン「ざけんな!テメェが下だ」
(ズーン!)
背中痛っ!
ヌメリオン「顔面痛っ!」
ちっ、ここどこ…よ?周りめっちゃ燃えてるな。
ヌメリオン「おい、向こうから黒い鳥飛んできてる」近づくにつれて熱くね?
ヌメリオン「逃げ…ギャー」
アッツアッツ!ギャー!
?「何あの騒がしい人達、怖いけど一応助けますか」
知らない天井だ?ここは?
?「起きましたか。貴方は黒炎鳥の熱で全身大火傷だったんですよ」
貴方は防衛軍で大人気の【燃やし尽くしますの女】!
エステラ「エステラです。これからは名前覚えててくださいね。ってかもう火傷治ってる」
ギャグ世界の住人のお約束ですな。
ヌメリオン「熱いなここ、湯気出ちまうよ」
エステラ「キモっ!」
村長「目を覚ましましたか?ところで神官様、兵達はいつきてくれますの?」
エステラ「来ません、なので私だけ来ました」
村長「国はワシらを見捨てたか。まぁ若者全員で黒炎鳥倒しに行ったし大丈夫やろ」
うわぁ、老害やぁ。
老害「でお前何?」
エステラ「多分アストルティアの住人ですね。たまに落ちてくるんですよ」
老害「ふ~ん、まぁここに居たきゃナドラガ神の像にお祈りしてこい」
エステラ「付き添いましょう」
現着。
エステラ「あそこに顔あるでしょ。あれナドラガ神の顔って言われてるんですよ」
ふ~ん。祈ったし帰ろ。
ヌメリオン「外に誰か倒れてるぞ」
エステラ「まさか黒炎鳥倒しに行った若者?酷い火傷だわ、連れて帰りましょう」
現着
老害「おおギタよ、よく帰った!他の若者は」
ギタ「…」
老害「まさか一番役立たずのお前が逃げたのか!」
ギタ「はい…」
老害「キェー!このクソが!楽器しか弾けない役立たずのお前なんか生き残っても!こうしてやる!」
エステラ「おやめなさい!」
老害「ちっ!せめてお前の兄が生きてたらな」
うわぁ老害だぁ、お前が爆弾岩抱えて特攻しろよ。
エステラ「とりま何があったか聞きましょう」
ギタ「勝てそうだったんや!でも溶岩呑んだら全快したんや!そしたら兄貴が黒炎鳥の羽根を毟り取ってなんかあの曲をあの場所で弾けって逃されたんや」
エステラ「なるほど、ではあの場所にいきますか。貴方も着いてきてくれませんか?」
俺?ヴォーティさん来てないし、今は手伝うか。
ヌメリオン「残念、寝る時間だ」
あら、てことでエステラさん、仕事終わってからで。
エステラ「はい。では私も寝てますね」
ヌメリオン「ルーラストーン登録したし帰ろうぜ」

ヴォーティさんどうしたんやろ?
ミシュア「ん?知らないんだか?何でも門が開かなくて進めないとかニュースに流れてたべ」
あの門閉まったのか?カギ渡さなきゃ。
ヌメリオン「お前引き受けたんだから頑張れよ」
そんな…まぁいいか。俺がこの新たな大陸ナドラガンドを進んでやるか。
ミシュア「アンタかっこいいだよ」
ふっ、それほどでもある!
ヌメリオン「俺の自叙伝書くかな。スライムの英雄として語り継がれるように」
売れん売れん。
ヌメリオン「クソが!ミシュア角砂糖くれ!」
ミシュア「あん?ミシュア様、このいやしい私に角砂糖をくださいませ、だろ?」
ヌメリオン「ミシュア様、このいやしい私に角砂糖をくださいませ」
ミシュア「ほれ、食うだよ」
ミシュアちゃ~ん、俺もご飯プリーズ。
ミシュア「はいよ」
さて仕事行くか。