俺は全力で草原を駆けていた
時間は21時25分
まずい!募集場所が分からなくて迷子になって時間を食った!!
誰だ!サーバー25のザマ峠のガートラントへの道付近とか訳の分からん場所を設定したやつは!!!
俺だ!
ギリギリ時間内に到着…何も無い、景色も悪い、小さな看板がひとつだけ立っているだけ…おいおい、こんなとこ誰が来るんだよ(笑)
誰だよ、こんな場所で募集するとか言ったやつは(笑)
……そう、俺だ!
俺に少し遅れてろけさんも到着する。
ろけ「やっぱり誰も来てないですね!(笑)」
おい、やっぱりってなんだよ、来るよ…俺は信じてる。
ナモモも様子を見に来てくれた
ナモモ「こんなとこ来るわけないじゃん(笑)場所変えようよ(笑)」
こんなとこってなんだよ、偉大なるガートラント城への道だぞ。
さらに、ゆめめも駆けつけて来てくれた。
ゆめめ「………」
何も言わずに、こっちを見ている。そう、実は彼女は口数か少ない。時折容赦ないツッコミを俺に入れることはあっても。
てか、うちのチームメンバーが集結するとか超珍しい。
これ、たなかさん来たら…初のチーム全員集合じゃん。
そう、うちのチーム…今まで1回も全員集まったことが無いというドライなチームなのだ。
そして、最後の1人…たなかさんが奇跡を連れて俺たちの前に現れたのだ。
趣味の悪い紫の愛車に乗ってやってきた、たなかさん…その助手席には
なんと、何故か俺のハウジングフレンドのちゃみさんが居た。
いや、二人とも面識ないよな?なんでちゃみさんが、たなかさんと来たんだ?
なんで…たなかさんは裸でオムツ姿なんだ?
筋肉ダルマのオムツ姿とか、立ってるだけで犯罪だぞ?
待て…冷静に見たら…ろけさん、何故かチャイナ服を着てるぞ?
おーがおっさんのチャイナ服なんて、立ってるだけで通報されるぞ?
ザマ峠、ガートラントへの道付近はカオスに包まれていた。謎が謎を呼ぶとはこの事だ。
落ち着け、俺。今、何よりも重要な事は…ちゃみさんだ!!ここに来てくれたって事は?
俺「ちゃみさん、もしかしてうちのチームに来てくれるの?」
ちゃみ「しょ、しょうがないから入ってあげるんだからね!」
おいおい、ツンデレとか無理がありすぎでしょ(笑)
って、言葉を俺は飲み込んだ。せっかく入ってくれると言ってるのに、ここでいたらんことを言って、やっぱやーめたってなるのはまずい。
俺「やったー!ありがとー!」
喜びの雄叫びをあげとくことにした。
そして…皆で記念撮影
………ひどい、この写真はひどい、これほどひどいチームの集合写真なんて他にあるのか?
こうして、我がチームは6人になりましたが…ここからさらに物語りが!後編に続く