・ライアン・の冒険日誌

ナドラガンド東部に位置する、闇の辺獄に住むモンスターは
かつて首狩りの風習を持っていました。


首狩りと聞くと、「野蛮」だと思われる方が多いかもしれません。


ただ、少なくとも闇の辺獄では
首狩りは勇敢な行為だと考えられています。

敵陣に乗り込んでいき、相手の首を狩った者は
勇者として称えられます。刈った首が多いほど勇敢なのです。

また、強い戦士の首を狩ると
魂が乗り移って強くなるとされています。

私が闇の辺獄を訪れた当時
首狩りの風習はすでにありませんでしたが
彼らが身につける首飾りに、その名残を見ることができました。

闇の辺獄には、人間の頭蓋骨をかたどった真鍮の首飾りを
身につけているモンスターがたくさんいます。

それはずっしりと重たい首飾りで、頭蓋骨の数は
そのモンスターがかつて狩った首の数をあらわしています。

この首飾りをしているモンスターに出会うと
みな畏敬の表情を浮かべて道端に寄り
道を譲るような仕草をするのです。


この首飾りのようなものを
「マテリアルカルチャー」と呼びます。

我々の言葉では「物質文化」と訳されています。
ちなみに「マテリアリズム（物質主義）」
とはまったく異なる概念です。


「物質主義」は、物質こそ根源的なもので
精神や感情は物質に規定されるという考え方です。
サントハイムの自然哲学やブライの唯物論などの
基盤でもあります。

一方「マテリアルカルチャー」は
それとは正反対の考え方です。

自然物はもちろん、モノ（物質）そのものの中に
モノを超えた生命性を感じ取ったり
逆にモノに対して精神性を仮託するという考え方のことです。
ちなみに、我々の心の奥底には、このマテリアルカルチャーが
存在しているように思います。

我々は、過去数万年の長きにわたり、山、川、海や草木、鳥獣
毎日使っている生活用品にも神が宿ると考えてきました。

その精神は、さまざまなものを「擬人化」するところなどに
引き継がれているといえます。

それがマテリアルカルチャーの真髄だと思います。



つまり
モノは大事だねってことですwww

くびかりぞくの大事にしている
大きな化石、ナイトメアリーフを
私も大事（お金w）にしていこうと思います♪


でわ、次の論文でwww