ヒパティアの冒険日誌

提案では短すぐる；本来の原稿こっちに載せます。
どうにもモヤモヤしてゲームが進まないので、吐き出しちゃいます。
ネタバレ＆私情多しの苦情なので、苦手な人は読まないでくださいませ。




演出として、許容される「死」と、許容されるべきでない「死」があります。

NPCが自らの信条に殉じて、あるいは犠牲的精神で、死ぬ。
それらはおおむね、重要なエピソードです。ただ、ゲームだと…
「これからこの人ちょっと死にますんで、感動してね？」
って感じで…いろんなゲームで見てますけどね。
それでも、多くのゲームにあるように、許容される「死」です。
許容されるべきでない「死」の演出とは。

5.0ストーリーの孤児院の話。
あそこをプレイした時、私は吐きそうになりました。
過敏な反応ではあります。が、知人が京都にいたという事でわかって。
子供達がテロで殺される。
こういった事は主題として語り、世に問う種類のもの。
決して「悲劇を演出するための道具」に使ってはいけないものです。

現実でアウトな事は、架空世界でもアウトなんですよ。
他のゲームの話ですが、敵の卑劣さを演出するために村人を豚に変え、
何も知らない主人公（プレーヤー）に食べさせる、って話がありました。
私のそのゲームは、そこで終わりました。
これは完全にバランスを欠いた、踏み外した行為と言うしかなく、
周りの反応は主に「シナリオ、やっちまったね」でした。
実際その後、雑誌などでこのゲームを「名作」と評したものは、
私は見てません（というかレビュー自体がフェードアウトしたような…）

色々書きましたが、要点は。
「子供達がテロで殺される」事を、単なる演出の「道具」とする。
私は、これはバランスを欠いた行為であり、
シナリオとしてやってはいけない種類だと思うのです。