けだるい顔をした男がベッドから身を起こしつつ呟いた。
「完全に遅刻か、まぁ、いいか」
(※本編は遅刻を推奨してるわけではありません)
ボサボサの頭を掻きながら、先月彼女に18歳の誕生日に貰った腕時計をつかんではめる。
そしてそのままタバコをつかみベランダへ、おもむろに一本取り出し、火をつけた。
(※未成年者の喫煙を推奨しているわけではありません、タバコは二十歳になっていから)
「昨日はさすがに飲みすぎた。」
まだはっきりとしない頭でテーブルの上にそのままになった空になった酒の缶を眺めた。
(※未成年者の飲酒を推奨しているわけではありません。未成年者の飲酒は脳や内臓にダメージを与える恐れがあります)
「しゃあない、会社に体調が悪いから病院行ったってことにして、昼から出勤するか。」
(※ウソをつくことはぜったいにいけません)
男は冷蔵庫をあけ、納豆(※遺伝子組み換えではない)を取り出し、ジャーに残っていた乾ききっている米に納豆をかけ、いっきにかきこむ。
空になったお椀をテーブルの上に放り出し、ゆっくりと着替え始めた。
(※本来は食べた後はきちんと食器を下げた方がいいです、だらしないことを推奨しているわけではありません)
着替えを終え、男は玄関に向かい呟く。
「さて、そろそろ電話でもかけるか。」
ポケットに入りっぱなしになっていた電話を取り出し、男はバイト先の連絡先をタップした。
「あ、テンチョー?すみませーん、ちょっと風邪ひいちゃったみたいでぇ、病院行ってたんス、今日昼から出るっすわ、サーセン。」
(※遅刻や休みの連絡は始業前に行いましょう、そして目上の人にこのような態度で電話をしてはいけません)

「・・・。」
『・・・。』
「ちょっと色々予防線張ってみたんだけど、どう?」
『読みづらいし、何かイライラしますね、これ。』
「しょうがないんじゃぁ、これも時代の流れよ。」
‐あとがき‐
今ではほとんどの人がスマホを持っているためか、ネット上で小説やマンガを目にする機会が増えましたね。
この冒険日誌もその例に漏れず、不特定多数の人が見ております。
匿名で作者に対してダイレクトにコメント出来るため、おかしなことで噛みつく輩もチラホラ目にします。
安全地帯(と、書いている人は思ってます)から向ける悪意の言葉は、対象の人にとんでもないダメージを与えることってあるんです。
リアルはリアル、フィクションはフィクションとして楽しんでは?そんなことを思っております。