ひいじいの冒険日誌

『はいはいなんですか？読書のジャマです。』

「つめてぇよ、でじまさあぁぁぁぁん！」

『はいはい。ご用件はなんですか？』 「ひ　ら　め　い　た。」

『通報しますよ。』 「・・・と、いうわけで数日留守にするから、その間よろしくね。」

『はい、かしこまりました。』


（さて、ご主人様もお出かけになりましたし・・・。）


『フンフフーン♪』

『お掃除も終わりましたし～♪』

『ご主人様もいないし～♪』

『詰め将棋やりながらティータイムー♪フンフフーン♪』

『着替えてしまいますか。』

『ぅあいするひとーはあなただけぇ～だれもじゃまぁさせぇなぁいぃ～♪』


＜バタン＞


「で・・・でじまさん・・・？」 『キャッ！』

「いやちょっと小びん忘れて戻ってきたんだけど・・・。」

『・・・色々聞いていたのですか？』

「いやいやいやいや、あれだけ熱唱してたら外でも聞こえるわ！てかさ、恰好とか『キャッ』とか色んな意味でびっくりだわ。」

『・・・最低。』

「いやいやいやいやいや、不可抗力じゃあ！」

『最低。』


‐あとがき‐

女子に不意打ちをかけると、いかなる理由があろうとも男子のせいになります。
女子のプライベートな部分は覗いてはいけないのです。