幻の海トラシュカへの航海は、いつしか後悔へと変わり、ついには公開処刑となった。
昨日より、待ちにまった「幻の海トラシュカ」が始まった!
さっそく幻の海へと出発したのは、チーム、プクリポリタン劇団のクロム氏(写真中央)、サユさん(写真左)、フク氏(写真右)の3名である。
「トラシュカ芸」とは、嵐が過ぎ去った後からトラシュカ終了までの数秒の間にネタし、そのまま海へとダイブすることを指す。
トラシュカ芸について、フク氏は次のように語る。
「定型文ひとつかふたつ分の時間しかない為、誰にでも簡単に準備はできる。誰にでもできるが、誰にとっても難しい。」
今まで、数多くの芸人が、トラシュカに苦しめられてきた。しかし、それでもまた幻の海でネタをしたいと思わせるものは一体なんなのだろう。
「終盤に、海に落とされてしまい、ネタができないことがある。しかし、それこそがトラシュカ芸の面白さであり、醍醐味でもあると思う。」(前回出場者)
「ネタが終わった後は、海に飛び込むことができる。スベってもその場を離脱することができるというのは、トラシュカ芸のいいところだと思う。」(トラシュカ事情通)
「最後のランキング発表のとき、みんな拍手してるので、ネタがウケたみたいで嬉しい。」(堀井雄二)
●幻の海は地獄の海へ
早速、クロム氏とフク氏のトラシュカ芸がはじまった。
クロム「ぽーにょ ぽーにょ ぽにょ ・・・・」
クロム「と見せかけて レッドタートル!!!」
フク「カミハルムイの領主だれだっけ?」
フク「ザルトラっしゅか?」
フク氏がリアルに、タケトラとザルトラを間違えるという凡ミスはあったものの、航海は順調に進んでいるように見えた。
●フク氏 痛恨のミス
トラシュカが盛り上がる中、事件は突然起きた。
「嵐が過ぎ去った後、突如大量に出現した水晶に目がくらみ、フク氏のネタのタイミングが遅れてしまったんです。定型文2つで構成されていたフク氏のネタは定型文1つだけが発射され、そのため意味は分からず、さらには、そのまま海へ飛び込むこともできず、その場で公開処刑という形になっていました。」(トラシュカ関係者)
クロム氏は、この事故について、次のように語っている。
「トラシュカでアイテムとるとか、いちばんやっちゃいけないこと。」
今回取材してみて、トラシュカ芸の面白さと危うさの二面性が浮き彫りとなった。
まだ幻の海トラシュカは始まったばかり。
あなたもぜひ「トラシュカ芸」に挑戦してみてはいかがだろうか。
(アストルティア通信社 リーリナ)