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忘却のおじいちゃん

テオフィロス

[テオフィロス]

キャラID
: RW642-070
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

ライブカメラ画像

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テオフィロスの冒険日誌

2018-01-31 23:17:53.0 テーマ:その他

ナドラガンドの文字についての考察、その1【ver3終盤までのネタバレあり】

以前、サブキャラで「アストルティアの文字」についての日誌を書いたのですが、最近になってとある冒険者の方がその日誌に興味を持って下さり、「ああ、ゲームの中の文字なんてニッチな要素に興味を持ってくれる人が自分以外にもいるんだなぁ」と感動しました。


そこで久々に文字・言語オタクの血が騒ぎ出したので、今回はかねてより気になっていた「ナドラガンドの文字」について書こうと思います。


ことの発端は、2016年1月30日に発売された書籍「アストルティア創世記」に、五大陸とレンダーシア大陸で使われている文字の一覧が掲載されていたことに始まります。


その文字一覧から推測するに、五大陸の文字はアルファベット26文字に、レンダーシアの文字は日本語の五十音に対応していると考えられ、その推測はおおむね正しかったのです。


しかし、当時氷の領界までしか解放されていなかったナドラガンドの文字は、残念ながらアストルティア創世記には掲載されていませんでした。


そして、現在に至るもナドラガンド文字については明確な情報が出ておりません。


それは何故なのか?


その辺りのことを考察して行こうと思います。


まず、確かなことは
「ナドラガンドではレンダーシア文字が使用されているということ」

次の写真をご覧ください。


これは炎の領界のフィールドにある立看板ですが、レンダーシア文字で

「こちらは ほのお りょうかい」

と書いてあります。

同様の看板が氷や闇など各領界にも存在し、それぞれ「ほのお」の所が「こおり」や「やみ」など各領界の名前に変わっています。
このことから、五つの領界の全てにおいてレンダーシア文字が使われていることが分かります。

では、そもそも竜族には独自の文字は存在しないのか?


ここで次の写真をご覧ください。


これは、竜族の隠れ里の入り口の写真です。

入り口のトンネルをぐるりと囲むように「文字らしき模様」が描かれています。

模様の種類は七種類。

里の内側の岩壁にも同じ模様が描かれていますが、七種類だけでは文章を構成する文字としてはあまりにも少なすぎるし、実際に他の大陸の文字のように日本語に訳すことは不可能に思えます。

ですが、文字ではないものの、この模様が竜族独特の文化であるとは考えられます。
ところが、この模様はナドラガンドでは確認できなかったのですね。

レンダーシアの隠れ里では見ることができるのに、ナドラガンドでは見られない竜族の模様。

この違いは何なのか?

その考察を語る前に、次の写真をご覧ください。


「ナドラガンドで目にする文字らしき物」と言われて、ほとんどの冒険者が思い浮かべるのが各領界の聖塔で目にするこの「模様」だと思います。

種類も豊富だし、これを「文字」と言われても違和感は無いでしょう。

この写真は氷晶の聖塔で撮ったものですが、天水の聖塔の解放の間にはさらに分かりやすい一覧がありました。


これを見ると、少なくとも32種類の「文字らしき物」があると確認できます。

実際に、「サジェとリルチェラの神聖秘文」において、「サジェの考察を聞く」を選択した時に見られるイラスト(恐らく万象流転の書の1ページ)には、この「文字らしき物」によって文章が構成されているように思えます。

もはや、「これこそナドラガンド文字だ!」と言ってしまいたい衝動に駆られますが、最大の問題はやはり「日本語に訳せない」ということです。

仮にこの32文字が全種類だとして、アルファベットより6文字多く、五十音よりは遙かに少ないのでは対応するには無理があります。
32文字のアルファベットというと、ポーランド語アルファベットが相当するようですが、流石にあまりにも馴染みが薄いポーランド語に対応しているとは思えません。
では、32文字の内10文字が0~9の数字で、残り22文字がアルファベットなら?
それなら、ヘブライ文字のアレフベート22文字に対応させられそうですが、他の対象年齢の高いゲームならともかく、「分かりやすさ」を最大の目標にしているドラゴンクエスト開発チームが、そんなマニアックなことをするとは考えにくいのです。

それでは、「ナドラガンド文字」は存在しないのか?
なぜ、ナドラガンドでレンダーシア文字が使われているのか?
竜族の隠れ里の謎の模様はなぜナドラガンドでは見かけないのか?
各領界の聖塔でこれ見よがしに表示されている「文字みたいな物」は何なのか?

それについては、続編の「ナドラガンドの文字についての考察、その2」にて書こうと思います。
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