※注意!
【この日誌にはVer.3クリア後のネタバレが若干含まれています】
【この日誌はネタ日誌です、広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
邪竜神ナドラガを倒し、聖都エジャルナのナドラガ教団本部にてささやかな祝宴を開いた主人公エックスたちであったが、炎の領界の料理は肉ばかりで辟易してしまう。果物はないんですかというフウラの要望でエステラが持ってきたものは・・・
ベサワキ
「エステラさま、持ってまいりましたのだが!」
エステラ
「ごくろうさま、ベサワキ」
アンルシア
「これが炎の領界の果物… 見た目はフツーね」
トビアス
「エステラ! それはオルストフ様…いや、オルストフの部屋にあったものではないのか!?」
ヒューザ
「オルストフって全ての黒幕だったあの妖怪ジジイだろ?そんなヤツが食ってたもん、大丈夫なのかよ」
ラグアス
「ヒューザさん、さすがに妖怪ジジイは失礼じゃ…」
エステラ
「トビアス、オルストフ様は私やエックスさんたちが魔瘴の渦に飲み込まれそうになるところを助けて下さいました。あの方はたしかにナドラガの一部ではありましたが、その心の奥底には私たちが知るオルストフ様の優しさがあったのだと私は思うのです。ナドラガンドに真の解放をもたらしたエックスさんたちをもてなすのに大好物だった果物を供することを、オルストフ様がお咎めになるはずありません。
…さあフウラさん、どうぞ召し上がってください」
フウラ
「な、なんだかすごく食べづらい…」
マイユ
「やっぱり、炎の領界の人たちにとって果物は高級品なんですか?」
トビアス
「たしかに肉などの食材に比べれば希少ではあるが、庶民がまったくクチに出来ないというほどではない。この教団の厨房にも同じ果実がそれなりにたくさん蓄えてある。
ただ、アストルティアでいういわゆる…果樹園だったか?安定して収穫できるような環境が無いので、個々の品質に著しく差があるのだ。オルストフが好んで食べていたのはその…特に味の良いものばかりを選んで献上していたものでな」
ヒューザ
「下々の民がロクなもんを食ってないってのに、自分は美味いもんをより好みしてたってのか?やっぱりとんでもないジジイだぜ」
エステラ
「いえ、ヒューザさん。オルストフ様は決して贅沢をなさろうという方ではありませんでした。食においても身につけるものにしても常に質素を旨としてらっしゃったのです。ただ、この果物を召し上がる時は本当に美味しそうなご様子でしたので、私たちやお側に仕えるものたちがせめて何かひとつくらいお好きなものを召し上がっていただきたいと、よく熟した果実をお出ししていたのです」
アンルシア
「教主オルストフ… 善なのか悪なのか、分からなくなってくるわね」
ラグアス
「とりあえず竜族の皆さんも同じ果実を食べているそうですし、ぼくたちがその果実を食べても大丈夫みたいですね」
フウラ
「…んー、それでもちょっぴり不安」
ダストン
「バクバク モグモグ…
ムキャーッ!! なんですかこの果物はっ!! ものすごく甘くてみずみずしくて美味しいじゃないですかっ!!」
ヒューザ
「大丈夫みたいだぜ」
フウラ
「…すっごく不安」
ニンミイ
「エステラ様、お待たせしました!」
エステラ
「ああ、ニンミイさん。ありがとうございます!
フウラさん、それではこちらの果実はいかがでしょう」
フウラ
「これって… サンドフルーツ?」
エステラ
「はい、アストルティアでも食していると聞いてご用意しました」
マイユ
「炎の領界でもサンドフルーツが採れるの?」
エステラ
「ええ。もっとも自然になっているのを収穫するわけではないのですが」
アンルシア
「どういうことなんですか?」
トビアス
「このサンドフルーツはフェザリアス山に生息するれんごくの番兵を倒すと時々落とすのだ。奴らがどこからどうやってサンドフルーツを調達しているかは分からんので未だに奴らを倒して入手するしかないのが難点だがな」
ヒューザ
「なるほどな。モンスターを倒して素材を調達するのはアストルティアでもフツーにやってることだから、まだ納得できるぜ」
ラグアス
「それにしてもこれだけの量となると、かなりの数のれんごくの番兵を倒す必要があったのでは? 一体誰が…」
?「それは!」
?「われら三人が!」
?「命がけで!」
??? 「「「 集めてまいりました! ヤーッ!! 」」」
アンルシア
「あ、あなたたちはっ!?」
はたして、サンドフルーツを集めてきた三人組は誰なのか?
炎の領界篇 その3に続く …かも?