※注意!
【この日誌にはVer.3クリア後のネタバレが若干含まれています】
【この日誌はネタ日誌です。広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
邪竜神ナドラガを倒し、聖都エジャルナのナドラガ教団本部にてささやかな祝宴を開いた主人公エックスたち。炎の領界の食文化に戸惑う彼らの前に、サンドフルーツを命がけで集めてきたのは我々だ!と名乗る謎の三人組が現れる。果たしてこの三人組の正体とは…?
アンルシア
「あ、あなたたちはっ!?
…えっと、どちら様?」
三人組
「おいィ!?」
トビアス
「この者たちは私の部下の、ヒーゴ、ジーモン、リヘイです。エックスどのは何度かお会いしているから覚えておいででしょう。
…覚えてらっしゃらないのですか?」
エステラ
「初めて氷の領界への道が開いた時に、安全確認に向かった者たちですよ」
トビアス
「この者たちの打たれ強さには定評がありまして、今回の祝宴のためにサンドフルーツを集めさせていたのです」
ヒーゴ
「トビアス様、例の物もしっかりと集めてまいりました。厨房のニンミイさんに渡しておいたので、そろそろ持ってくる頃合いかと」
トビアス
「おお、そうか!ごくろうだったな」
ヒューザ
「例の物…?」
ニンミイ
「お待たせいたしました」
ベサワキ
「お待たせいたしましたのだが!」
マイユ
「え、ウソ?」
フウラ
「スープにサラダ、それにデザート? スゴイ。みんな美味しそう」
ヒューザ
「なんだよ、まともな料理もあるじゃねぇか。アンタらも人が悪いな」
ラグアス
「でも、どれも青々としてみずみずしくて、とても炎の領界で手に入るような食材には見えませんが…これはいったい何なんですか?」
フウラ
「!? まさか、またモンスターなんじゃ…」
トビアス
「心配しなくてもいい。これはモンスターなどではない」
エステラ
「これらの料理はビッグサボテンを調理したものですわ」
マイユ
「ビッグサボテン!?」
エステラ
「はい。アストルティアにも、ビッグサボテンはあるとうかがったのですが… アストルティアでは料理の素材には使わないのでしょうか?」
ラグアス
「使うとしたら木工の素材としてでしょうか。少なくともオルフェアの調理ギルドではビッグサボテンを素材に使うレシピは扱ってなかったと思いますが…」
ヒューザ
「だいたい、このビッグサボテンどっから集めてきたんだ? またモンスターを倒して集めたとかじゃないだろうな」
トビアス
「安心しろ、このビッグサボテンは赤熱の荒野に自生していたのを集めてきたものだ」
ヒーゴ、ジーモン、リヘイ
「その通りです! ヤーッ!!」
フウラ
「わっ!? び、びっくりしたぁ」
ヒューザ
「お前ら、まだいたのか」
アンルシア
「エックスさんの話だと赤熱の荒野って、いたる所にマグマ溜まりがある危険な場所よね?
炎の領界には炎から身を守るトラマナミストっていう便利なアイテムがあるとは聞いたけれど、それでも長時間そんな所でビッグサボテンを集めて平気だったんですか?」
ヒーゴ
「ご心配なく。我々は過酷なロケーションには慣れっこですから」
ジーモン
「特にリヘイは我々の中でも一番熱さに強いのです」
リヘイ
「マグマ溜まりがあると、つい入りたくなっちゃうんだよなぁ」
ラグアス
「それはもはや病気なのでは…」
ベサワキ
「皆さん、喋ってばかりいないでせっかくだから召し上がって欲しいのだが!」
マイユ
「う… たしかに美味しそうではあるけれど…」
フウラ
「こういう時はやっぱり……… じーーーーー…」
ダストン
「な、なにを見てるんです?
ワシは嫌ですよ!そんな見るからに美味しそうな料理なんて食べたくねぇです!」
アンルシア
「やはりここは勇者である私が!」
マイユ
「姫にばかり危険なことをさせるわけにはいかないわ!」
ヒューザ
「女が危険を冒そうとしてるんだ。黙って見てるわけにはいかねぇな」
ラグアス
「ぼくだって、女性を危ない目に遭わせるわけにはいきません!」
フウラ
「わ、わたしも、いつまでも守られっぱなしじゃないもん!」
ダストン
「…そういうことなら、じゃあワシが…」
アンルシア、マイユ、ヒューザ、ラグアス、フウラ
「どうぞ どうぞ どうぞ」
ダストン
「ムキャーッ!!?」
ヒーゴ
「見たかお前たち、今の芸を…!」
ジーモン
「ああ、見事な息の合いようだった…!」
リヘイ
「我らも見習わなければ…!」
トビアス
「…お前たちは何に感心しているのだ」
まんまとビッグサボテン料理を最初に食べることになってしまったダストンの運命やいかに?
炎の領界篇 その4に続く …かも?