※注意!
【この日誌にはVer.3クリア後のネタバレが若干含まれています】
【この日誌はネタ日誌です。広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
ヒヤーネ村長夫人が作った氷の領界の料理を堪能するエックス達。ヒヤーネ夫人が告げたソテーのお肉の意外な食材とは…?
ヒヤーネ
「そのソテーは …のお肉です」
一同
「 え 」
アンルシア
「…ゴメンナサイ、よく聞き取れなくて… もう一度教えてもらえますか?」
ヒヤーネ
「それはエラスモサウルスのお肉ですわ。白霜の流氷野でごく稀に捕獲できるんですのよ」
マイユ
「エラスモサウルスって…恐竜の?」
ヒューザ
「モンスターの次は恐竜かよ…」
ラグアス
「いえ、それよりもナドラガンドには生きた恐竜がいるんですか?」
ノグリッド村長
「数は少ないが生息しているのは間違いない。カーレルの氷雪洞にはテムノドントと呼ばれる魚竜もいる。アストルティアには恐竜はいないのかね?」
アンルシア
「ルシェンダ様から教わったところでは、化石でしか発見されてないはずだわ」
ラグアス
「ええ… いや、でも…」
フウラ
「ラグアス王子、どうかしたの?」
ラグアス
「プクランド大陸のリンクル地方にある湖には首長竜が現れるという噂があるのです。あの湖の畔にはお母さんの別荘があ…ったのですが、ボクも小さい頃に一度だけ首長竜を見たことがあるものですからそれを思い出して」
アンルシア
「何千年もの間ナドラガンドで生き続けていたのなら、アストルティアで生き残っていても不思議ではないかもしれないわね」
ヒューザ
「それにしても恐竜とはな… まぁ美味いことには変わりがないか」
ノグリッド村長
「氷の領界ではエラスモサウルスは食材としてだけでなく貴重な資源なのだ。君たちが今使っているフォークやスプーン、皿などの食器類もエラスモサウルスの骨を加工して作ったものでな」
フウラ
「ほ、骨っ!?」
アンルシア
「そういえばフォークもお皿も妙に軽いと思ったけど、でもなんで金属じゃないのかしら…
そうか、鉱石を溶かすための炉が無いんだわ!」
ノグリッド村長
「その通り。極寒の氷の領界では火を起こすことが何より困難なことなのだ」
トビアス
「我ら炎の領界の民からすれば想像できんな…」
エステラ
「では、調理をしたり部屋の中で暖をとるための燃料はどうしているのでしょう?」
ノグリッド村長
「それもエラスモサウルスから採れる脂肪を用いている。燃料としてだけでなくワックスとしても品質が良いので、家屋の外壁の保護材としても重宝しているのだ」
マイユ
「ほんと、余すことなく利用してるのね」
ヒューザ
「待てよ、アンタたちだって金属製の剣や槍を使ってるだろう。それにこのビンだって見たところガラス製だ。ガラスを溶かすには高温の炉が必要なはず。まったく加工技術が無いとは信じられねぇ」
ノグリッド村長
「なかなか鋭いな。
たしかに、金属やガラスを加工するための炉が無いわけではない。アヴィーロ遺跡には神代の頃に使われていた炉が残っていて一年に一度だけ稼働させているのだ。もっとも鉱石はともかくガラスの素材はこの領界では採取できないので、ガラス製品は古くなったものを溶かして再利用しているのだが」
アンルシア
「でも、炉があっても高熱を生み出すには莫大な火力が必要よね。それはどうしているのかしら…」
ノグリッド村長
「アヴィーロ遺跡にある 「極光の魔鉱石」 のかけらを利用している。あの石にはオーロラの光を吸収し放出するという性質があってな、石に蓄えられた光を収斂して解放することにより加工に必要な熱量を得ている」
マイユ
「なら、他にも金属製品がたくさんあってもいいような気がするけど」
ノグリッド村長
「 「極光の魔鉱石」 とて無限ではない。光を放出した魔鉱石は再びオーロラを浴びれば回復するが、かなりの時間を必要とするのでおいそれと炉を動かすわけにはいかんのだ」
フウラ
「せめて、金属製のスプーンやフォークを作れないのかな。材料が骨っていうのはちょっと…」
ヒヤーネ
「金属製のものだと極寒の氷の領界では幼い子供がうかつに触って凍傷になるかもしれないのです。暖かい家の中なら平気ですが外に持ち出さないとも限らないので」
エステラ
「それぞれの領界ごとに色々な苦労があるんですね…」
リルチェラ
「…みんな難しい話ばっかりでつまんないな…
あっ!」
退屈しているリルチェラが見つけたものとは…?
闇の領界篇 その1 に続く …かも?