※注意!
【この日誌にはVer.3クリア後までのネタバレが含まれています】
【この日誌はネタ日誌です。広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
カーラモーラ村のカイラム村長による惨劇をなんとか回避した一同。安堵するヒューザの前に現れた人物とは…
ヒューザ
「お前ッ!フィナ!?」
フィナ
「ふふっ、先ほどの投げキッス、とても素敵でしたよ」
ヒューザ
「なッ…!見てたのかよッ!?」
フィナ
「あの不器用な所、マリーヌにそっくりでした」
ヒューザ
「お前の中のマリーヌのイメージはどーなってんだ…
だいたい神獣ともあろうものがこんな所で油を売ってていいのか?」
フィナ
「神獣だからこそ分かるのです。ナドラガ神が滅んだことにより、ナドラガンドの各領界の環境は確実に良い方向に向かっていると。今この時に私が水の領界を離れても心配はありませんよ」
トビアス
「…ようやくニオイが薄らいできたな」
マイユ
「姫、気分はどう?」
アンルシア
「うう…キレイな花畑が…川の向こうからトーマ兄様がおいでおいでって…」
エステラ
「あら、フィナさんではありませんか?」
フィナ
「ご無沙汰しておりますエステラ殿。とても盛況な祝宴ですわね」
トビアス
「これはフィナ殿。なんとも見苦しい所をお目にかけた」
フィナ
「よろしければルシュカの料理もお持ちしたのですが、口直しにいかがかしら?」
ラグアス
「ルシュカって…海の底にある水の領界の町ですよね?水の中で食べる料理って一体どのような物なのでしょう」
ヒューザ
「安心しろ、少なくともさっき出て来たもんよりは遥かにマトモだ。オレが保証する」
マイユ
「そういえばヒューザは水の領界に滞在してたんだったわね」
エステラ
「しかし厨房が使えないのに準備はどうされたんです?」
フィナ
「私は神獣カシャルです。調理済みの料理を運ぶことなど簡単ですわ」
ヒューザ
「お前見てると神獣ってもんに対する神秘的なイメージがどんどん崩れてく気がするぜ…」
ディカス
「フィナ様、用意が整いました」
フィナ
「ありがとうディカス。それでは皆様、こちらのテーブルへどうぞ」
フウラ
「わッ!何これカワイイ!」
マイユ
「逆さに立てた巻き貝のスタンドに黄緑色の丸いゼリーみたいのが乗ってるけど…これって何なのかしら?」
フィナ
「それは水の領界の海中で採れる果実ですわ。ストローを刺してジュースのように飲んで下さい」
ディカス
「こっちの黄緑色の果実が『海青リンゴ』、紫色のが『海ブドウ』だ」
リルチェラ
「ゴクゴク…ん~美味しいッ!」
アンルシア
「このお皿に乗っているオレンジ色の果実は?」
フィナ
「それは『海トマト』です。やや酸味が強いのでサラダ感覚で召し上がって下さい」
ラグアス
「一緒にお皿に乗っているのはもしかしてフジツボでは…」
マイユ
「フジツボって食べられるの?」
ヒューザ
「見た目は悪いがけっこう美味い。ちゃんと火も通してあるしな」
アンルシア
「火を通すって海の中でどうやって…」
フィナ
「炎の領界の守護神獣である聖鳥に分けてもらった炎があるのです。聖鳥の炎は水の中でも燃え続け、どんなに時を経ても絶えることがないのですよ」
エステラ
「聖鳥の炎が水の領界にあったなんて…不思議な縁を感じます」
サジェ
「それにしても水の中で煮炊きをするってどうするんだろう?」
ヒューザ
「特殊な密閉型の調理器具を使ってたな。詳しい仕組みはよくわからねぇが、使い方に慣れれば地上と同じ感覚で煮たり茹でたりできたぜ。さすがに焼くって調理方法は水の中じゃ無理だったが」
マイユ
「ヒューザ、もしかして自分で調理してたの?」
ヒューザ
「一人旅は自給自足と自炊が基本だ。お前だって旅をしてたんだからそうだろ?」
マイユ
「それもそうね。ところでこのフジツボの隣にある水色のお饅頭みたいのは何?これも水の領界の果物なの?」
ディカス
「それはルシュカ名物のクラゲ飯だな」
フウラ
「クラゲ!?」
フィナ
「クラゲといっても本物のクラゲを使っているわけではありません。オーフィーヌ海底に数多く自生している海スズランの実を加工したものです。
お餅のような食感でルシュカの民の主食なんですよ。色や見た目がクラゲを連想させるので昔から『クラゲ飯』と呼ばれているのです」
サジェ
「すごいや。水の中でもこんなに色んな料理が作れるなんてナドラガンドにはボクの知らないことが沢山あるんだな」
?
「…あなたはずいぶんと探究心の豊かな少年のようですね」
サジェ
「…え?あなたは…誰?」
サジェの前に現れた人物とは…?
嵐の領界篇 その1 に続く …かも?