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忘却のおじいちゃん

テオフィロス

[テオフィロス]

キャラID
: RW642-070
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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テオフィロスの冒険日誌

2020-12-12 16:49:32.0 テーマ:その他

【妄想二次創作】 出撃!ガートラント艦隊 前編

※注意!
【この日誌にはVer5のストーリー冒頭部分に関するネタバレが含まれています】
【この日誌は妄想二次創作ネタ日誌です。広い心でお読み下さい】

※特に要注意!!
【この日誌には 『皮肉な表現』 が含まれています。それでも構わないという方はお読み下さい】



よろしいですか?




プクランド大陸のキラキラ大風車塔に現れたピュージュはエックスを罠にかけ戦禍のタネを奪い、二人に増えて別々の方向に逃走してしまう。ルシェンダの命によりピュージュの動向を探っていたスピンドル兵士長によると、二人のピュージュのうち一人はウェナ諸島にある無人島へ、もう一人はオーグリード大陸のゲルト海峡に向かったという。ルシェンダの指示で、ウェナ諸島へはアンルシアとファルシオンが、ゲルト海峡へはエックスが向かうことになり、ルシェンダはガートラント王国に援軍を頼むのだった…



ルシェンダ
「…ということなのです、グロスナー王」

グロスナー
「なんと、ピュージュがそのようなことを企んでいたとは」

ルシェンダ
「ピュージュの言う 『地獄の扉が開かれて災いがあふれ出す』 ということがどういう意味かは分かりませんが、もしもガミルゴの盾島の封印が破られ魔界に通じる穴が再び開いてしまったら、大魔王マデサゴーラの時と同じように魔界の軍勢が侵攻してくるやもしれませぬ」

グロスナー
「500年前、術士ガミルゴが己の命と引き替えに封じたという大穴か…」

ルシェンダ
「貴国に対してのみ援軍を頼むのは心苦しいのですが事は一刻を争います。どうかゲルト海峡へと軍を派遣して頂けないでしょうか?」

グロスナー
「ゲルト海峡は我がガートラントの領内でもある。派兵はやぶさかではない」

ルシェンダ
「ありがとうございます。ただ、気になることがひとつ…」

グロスナー
「なに、我がガートラント軍は強兵揃い。敵が何者であろうと案ずることはないぞ」

ルシェンダ
「派兵に関する法的根拠です」

グロスナー
「…ほ、法的根拠?」

ルシェンダ
「先ほども申し上げた通り事は急を要します。ゆえに、派兵に関する法整備のための議会を開き法案を定め出兵を議決している暇はありません」

グロスナー
「う、うむ。そうじゃな。…どう思う、マグナス参謀?」

マグナス
「その点なら心配ありません。ガートラント国憲法 第二章『戦争』の項において次のように明記されています。

【ガートラント國ガ魔界オヨビ魔族ニヨル侵攻ヲ受ケタ場合、議会ノ決定ヲ得ズシテ対処ヲ行フコトヲ可能トスル。対処ニ関スル決断ハ、王ダケガソノ権限ヲ有スル。】

すなわち、魔界や魔族による侵攻が確認された場合、国王の一存によって派兵を決定することが出来るのです。 …ですよね、陛下?」

グロスナー
「そ、そうじゃったな。うむ。もちろん知っておったぞ」

ルシェンダ
「それを聞いて一安心です。では一刻も早く出兵を」

グロスナー
「うむ。では可能な限り早急にガートラント全軍に出兵を命じる。戦力の逐次投入は戦線をいたずらに拡大させるだけだからな。王都の防衛はパラディン部隊に一任しよう」

マグナス
「お待ち下さい、陛下」



後編へ続く



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