注意!
【この日誌にはふざけた内容が含まれております。不愉快な思いをされる方もいるかと思いますがご容赦ください】
♪てけてんてんてれつくてんてん~
皆様、あけましておめでとうございます~
アストル亭テオ太郎にございます
昨年中は大変お世話になりました
本年も引き続き何卒ご愛顧のほど よろしくお願い申し上げます
さてさて、年があけたものの現実の世界では未だにCovid-19、いわゆる新型コロナウィルス、
「コロナ」 の大流行が続いてございます。
一刻も早いワクチンの普及が望まれるところではありますが、この「ワクチン」の発祥は今から200年前に天然痘の予防に牛痘の種を用いたことに端を発するとか。
牛痘は言わば 「牛にとっての天然痘」でしたが、不思議なことに人間にも感染するという特徴を持っていました。
ところが、人間がこの牛痘に感染すると発症しても軽度で済む上に天然痘に対する免疫も獲得できるというからしめたもの。
健康な人間に牛痘を接種させることにより天然痘を劇的に押さえ込むことに成功したのでございます。
このことから、「病気になる前にあらかじめ弱毒化した病原体を接種し免疫を獲得する薬」の製造方法は飛躍的に発展し、その端緒となった牛痘にちなんでラテン語で雌牛を意味する 「Vacca(ワッカ)」 から 「ワクチン(vaccine)」 と名付けられたのでありました。
奇しくも今年は 「丑(うし)年」
牛の名前を持つワクチンが人々の救いとなることを願ってやみません。
…と、ここで終われば良い話なのですがそこはこのひねくれ者のテオ太郎。
そうは問屋が卸しません。
さあさあ! 坊ちゃん嬢ちゃん寄ってらっしゃい見てらっしゃい!
話の真骨頂はこれからだぁっ!
世界初のワクチンが牛痘に由来するから雌牛にちなんで名付けられたってぇのはさっき話した通りだ。
ところがどっこい、こいつがとんだ勘違いだったてぇんだからさあ大変。
実は天然痘のワクチンとして使われたのは牛痘のウイルスではなく 「馬痘」、つまり馬の天然痘のウイルスだってぇんだな。
どういうことかってぇとだ。
この馬痘って病気は牛にも感染するんだが、
「天然痘のワクチンは、たまたま馬痘に感染した牛を種痘として利用した結果生まれた偶然の産物であり、種痘に牛痘ウイルスは関係していなかった」
てぇことらしいんだな。
まぁこいつはネットで拾った情報だからどこまで信じていいかわかりゃしねぇが、本当だったとしたらなんとも皮肉な話じゃねぇか。
…ん?
ってことはだ。
雌牛にちなんで 「ワクチン」 と名付けられたとしたら 馬にちなんで名付けられていたらどうなってたんだい?
馬をラテン語で言うと…
ほっほー こりゃ驚いた
「Equus(エクウス)」 と言うのかい。
「 呼んだ? 」
呼んでねーよ
馬が由来だと最初から分かってたら、今頃「エクスチン」と名付けられてたのかもしれねーな。
「 呼んだ!? 」
だから呼んでねーよ。
アストルティアのエックスくんは世界の平和のために日々頑張っちゃあいるが、果たしてエクウス由来のワクチンが人類に光明をもたらすのかどうか、慌てずに見守ろうじゃあねぇか。
お後がよろしいようで。