注意!
【この日誌にはVer3.1の冒頭部分までのネタバレが含まれております】
【この日誌は妄想二次創作ネタ日誌です。広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
竜族の隠れ里に行く方法を求め、ドルワーム王国のドゥラ院長に会いに来たマイユ。はたしてその方法は見つかるのか?
マイユ
「…ハァ …ハァ ど、どんな困難でも乗り越えるとは言ったけどこの移動の手間はさすがに堪えるわね。
グランゼドーラ王国からグランドタイタス号に乗って港町レンドアに戻って、そこから鉄道に乗ってガタラの町について、馬車でオアシスの隊商宿に送ってもらって、砂漠を歩いてやっとドルワーム王国にたどり着いたわ…
もう! なんで大国の駅はキーエンブレムを持っている人しか使えないのかしら!?
レンドアの町にいたバシッ娘っていう女の子は冒険者は色んな所に飛ばしてくれるのに私は 「仕様だから無理」 とか言うし!
…愚痴っててもしょうがないわね。ここまで来たんだから早くドゥラ院長に会わなくちゃ。
でも、会ってくれるかしら?また門前払いを食わされるかも…」
アルル
「ドルワーム水晶宮へようこそ!」
エルル
「ドゥラ院長にご用ですか?院長なら北棟、王立研究院3階の院長室にいらっしゃいますよ!」
マイユ
「あ、ありがとう」
アルル & エルル
「「 どういたしまして!! 」」
マイユ
「…こんなにアッサリ中に入れていいのかしら?逆に心配になってくるわ。
っと、それよりもドゥラ院長に会うのが先ね。北棟、王立研究院3階の院長室…
こっちね」
チオルタ
「止まれ!ここは王立研究所院長ドゥラ殿の部屋。一般の者の立ち入りは禁じられている。用が無いなら即刻立ち去られよ!」
マイユ
「…やっぱりそう簡単にはいかないわよね。
私はオーグリード大陸ランガーオ村の村王クリフゲーンの娘マイユ。ドゥラ院長にお願いしたい儀があって参りました。何卒お目通りさせて頂けないでしょうか?」
チオルタ
「な… ランガーオ村? 村王? デタラメを言っているのではあるまいな!?」
マイユ
「この拳にかけて誓うわ」
チオルタ
「…しばし待たれよ、ドゥラ院長にお伺いする」
マイユ
「ふぅ… 村王の肩書きを使いたくはないけど背に腹はかえられないわ。なんとしてもドゥラ院長に会わないと」
チオルタ
「お待たせしました。ドゥラ院長が会って下さるそうです。くれぐれも失礼のないように」
マイユ
「ありがとうございます!」
ドゥラ
「はじめましてマイユさん。私がドルワーム王国王立研究所院長、ドゥラです」
マイユ
「はじめまして、ドゥラ院長。ランガーオ村の村王クリフゲーンの娘、マイユです。お目通りを許可していただき感謝します」
ドゥラ
「なるほど、クリフゲーン殿のご息女だけあって精悍でいらっしゃる」
マイユ
「父をご存知なのですか?」
ドゥラ
「直接お会いしたことはありませんがお噂はつとに。ランガーオ村の武闘大会で何度も優勝している歴戦の勇者ともなればその名は大陸を越えて聞こえてくるものです。…それにあなたのことも」
マイユ
「…私?」
?
「ふふっ、ガートラント国を混乱に陥れた呪術師を相手に大立ち回りを演じたという話はこのドルワームでも評判よ」
マイユ
「そんなことまで伝わってるなんて恥ずかしい…
あの、ところでこちらの方は?」
?
「挨拶が遅れてごめんなさい。私はドゥラ院長の助手でチリと申します」
ドゥラ
「ウラード国王のご息女であらせられます」
マイユ
「国王のご息女… って、お姫様ッ!?」
チリ
「そんなに大層なものじゃないの。小さい頃はガタラで暮らしていたから、堅苦しい王家の礼儀作法とかはサッパリ。どうぞ気軽にチリと呼んでね」
ドゥラ
「ご謙遜ですね。…それよりマイユさん、私に何かお願いがあるとのことですが一体どのような用件なのでしょうか?私でお力になれることなら良いのですが」
チリ
「私は席を外そうか?」
マイユ
「いえ、チリさんも一緒に聞いて下さい。
実は…」
なんとかドゥラ院長に会うことが出来たマイユ。はたして、ドゥラ院長は竜族の隠れ里に向かう方法を知っているのか?
第五話に続く