注意!
【この日誌にはVer3.1の冒頭部分までのネタバレが含まれております】
【この日誌は妄想二次創作ネタ日誌です。広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
ドゥラ院長に会うことが出来たマイユ。はたしてドゥラ院長は竜族の隠れ里に向かう方法を知っているのか?
ドゥラ
「なるほど。アロルドさんの体を蝕む毒の治療法を探るために竜族の住む世界に行きたい。そして、その竜族の世界への行き方を知っているであろうアストルティアの竜族が住むのがレンダーシア大陸モンセロ温泉峡の奥深く、煙霧の谷の『竜族の隠れ里』。だが、人の足では容易に辿り着くことは出来ないのでそこへ行くための移動手段が欲しいと…」
チリ
「マイユさんの話に出て来た竜将アンテロっていうのは、先日ドルワーム王国にも現れた誘拐犯と同一人物と見て間違いないわね。発信器の最後の反応はエルトナ大陸で消えたけど、オーグリード大陸にも行ってたなんて」
マイユ
「アンテロはこの国にも現れたんですか? 一体どれだけ多くの人々を苦しめれば気が済むの…!」
ドゥラ
「我々としても竜族の思惑を知ることができるのなら、その『竜族の隠れ里』に行くための協力は惜しみません。ましてやドルワームの英雄であるエックスさんのご友人ともなれば尚更です。しかし具体的な方法となると…」
チリ
「ドゥラ院長、それなら先日ウルベア遺跡から発掘して復元したばかりの反重力飛行装置をお貸ししたら?」
マイユ
「反重力飛行装置?」
ドゥラ
「たしかに、あの装置なら険しい山であっても難なく越えることも可能… ですが…」
マイユ
「お願いします!貴重なものだとは思いますが貸して頂けないでしょうか?」
ドゥラ
「…わかりました。ですが注意して下さい。反重力飛行装置は復元したばかりでまだ稼働実験の途中です。どのような不具合を起こすかわかりません。危険だと感じたら装置を捨ててでも自分の命を優先して下さい。機械よりも人の命の方が何より大切なのですから」
チオルタ
「失礼します!ドゥラ院長、ウラード国王がお呼びです。至急、玉座の間までお越し下さい」
ドゥラ
「陛下が?分かった、すぐに行く。
チリ王女、申し訳ありませんがマイユさんを反重力飛行装置の格納庫までご案内して頂けますでしょうか?」
チリ
「ええ、お安いご用よ」
ドゥラ
「マイユさん、反重力飛行装置をお貸しする件については私から陛下にお話しておくのでご安心下さい。エックスさんの友人であり武道の達人でもあるマイユさんが竜族の世界に行くためとあれば陛下も納得されるでしょう。それでは失礼します」
マイユ
「ああ、ピクシスさんの占いの通りだったわ!
チリさんもありがとうございました」
チリ
「たいしたことじゃないわ。
ただ、マイユさんに個人的にお願いしたいことがあって…」
マイユ
「お願いしたいこと?」
チリ
「もう出て来ていいよ、お父さん」
マイユ
「 え? 」
?
「…ムキャーッ! わしをこんな狭いツボに押し込めるなんて、あいかわらずアンタは役立たずな娘ですね!」
マイユ
「えっ!? お父さんっ!? じゃ、じゃあこの人、いえ、この方がウラード国王!?」
?
「国王!? よしてくだせぇッ! わしはそんな大層なもんじゃねぇですッ!」
チリ
「ふふっ、この人は私の育ての親のダストン。さっき言ったでしょ、小さい頃はガタラで暮らしていたって。
それでお願いっていうのは… お父さんも一緒に竜族の世界に連れて行って欲しいの」
「 は!? 」
ダストン
「豪華な食事に専属の召使い… こんなひどい扱いにはもう耐えられねぇですッ!」
マイユ
「ゴメンナサイ、何を言っているのかさっぱり分からないんだけど…
それに、竜族の世界はとても危険なのよ。何が起こるかわからないわ」
ダストン
「危険がどうしたってんです!竜族の世界にはアストルティアでは見たこともないガラクタちゃんが山のように眠っているはず!わしがぜーんぶ持ち帰ってやるですよ!ぐぷぷぷぷぷ」
チリ
「こういう人なの。自分の命よりガラクタの方が大切だっていうんだから仕方ないわ」
マイユ
「…反重力飛行装置を貸して貰う恩もあるし、断るわけにはいかないわね。分かりました」
チリ
「ありがとう!お城の人達に見つかると面倒だから、お父さんには荷物袋にでも入っててもらいましょ。それじゃ、格納庫に案内するわね」
ダストンという余計な荷物を背負わされたものの無事に反重力飛行装置を借りることに成功したマイユ。はたして、竜族の隠れ里にたどり着けるのか?
第六話に続く