※ 注意!
【この日誌にはVer.3クリアまでの本編ストーリー、および様々なクエストに関するネタバレが含まれています】
※ 特に要注意!!
【この日誌には 「 破界篇クエスト 」 の 『 重大なネタバレ 』 が含まれています】
よろしいですか?
滅びの剣として倒れた魔勇者の魂を完全に消滅させることを決意したクマリス。だが、「魂呼びの鐘」で魔勇者の魂を呼び寄せ実体化させると 「この世界に対する愛はわずかでもないのか?」と問いかけた…
テグラム
「クマリス、無事だったか!」
クマリス
「…ああ、テグラム。待たせて悪かったな」
テグラム
「それで、魔勇者の魂は完全に消滅したのか?」
クマリス
「ヤツは………」
魔勇者
「私はこの世界を憎んでいるっ!!」
クマリス
「…」
魔勇者
「私を認めなかった世界を! 私を必要としなかった世界を! 私を愛さなかった世界を!」
クマリス
「…」
魔勇者
「憎んで! 憎んで! 憎みつくして! そのはてにあるものがっ…!!
………この世界を …愛する気持ちだというのか」
クマリス
「…魔勇者」
魔勇者
「私は勇者になりたかった… マデサゴーラに認めて欲しかった… 信頼できる友が欲しかった…
私は… お前になりたかった…」
クマリス
「私とお前はもともと同じ魂だ。
…お前は私だ」
魔勇者
「…」
クマリス
「世界を護りたいと思う私の気持ち、一緒に背負ってくれないか?」
魔勇者
「私に背負えるだろうか…」
クマリス
「お前なら大丈夫だ。アンルシア」
アンルシア
「!
………ありがとう、クマリス」
テグラム
「…やはり魔勇者の魂は君とひとつになったんだな」
クマリス
「貴公の信頼を裏切ってすまない… 私にできる償いがあるなら命を差し出すこと以外はなんでもする。だから…!」
テグラム
「償う必要はないさ、なんとなくこうなる予感がしていたからな。言っただろう? オレは君の魂の波動がわかるって。君が魔勇者を憎んでいないことは最初から分かっていたよ」
クマリス
「テグラム…」
テグラム
「それに君はオレの信頼を裏切ったりなどしてない。オレは君が魔勇者の魂を救ってくれると信じていたからな」
クマリス
「…どうやら貴公の方が一枚上手だったみたいだな」
テグラム
「ところで、あの大量の弁当はどうしたんだ?」
クマリス
「それなら心配するな。私とアンルシ… 魔勇者の二人でちゃんと完食したぞ」
テグラム
「 え 」
クマリス
「どうした?」
テグラム
「…いや、なんでも」
クマリス
「そうだ、アンルシ… 魔勇者から貴公に伝言があったんだ」
テグラム
「オレに?」
クマリス
「 『 ダイム老のこと、すまなかった 』 とのことだ」
テグラム
「!
そうか…」
クマリス
「…私からも謝る。本当にすまなかった」
テグラム
「いいんだ、ありがとうクマリス。
…じいさん、オレたちが信じた勇者姫様が帰ってきたよ」
【 憎しみのはてに 完 】
アストルティアに生きるすべての命に祝福を…