注意
【 この日誌には以下のネタバレが含まれております 】
・ Ver.2クリア(大魔王討伐)までのメインストーリー
・ レンダーシア大陸の様々なサブクエスト
・ スーパースター職業クエスト
・ 踊り子職業クエスト
【 この日誌は妄想二次創作日誌です。広い心でお読み下さい 】
よろしいですか?
セレドの施療院で天才トゥーラ弾きの少年セリクと会ったクリスレイ。スーパースターとして復帰できるのか悩む彼女にセリクはダーマ神殿に滞在している旅芸人の一座が相談にのってくれるかもと告げる。セリクの言葉を頼りにクリスレイはダーマ神殿を訪れたのだった…
クリスレイ
「ここがダーマ神殿… スーパースターひと筋のあたいがまさか転職を司る神殿に来ることになるとはね」
?
「ダーマ神殿にご用かな、お嬢さん」
クリスレイ
「わっ!? は、はい! あ、いや、えーと…」
?
「…ふむ、どうやら転職をお望みではないようですな。あなたの瞳には今の職業に対する強い誇りが見える。それと同時に迷いも」
クリスレイ
「スゴイ! そんなことまで分かっちゃうんだ。さすがダーマの神官…
あの、あたいスーパースターのクリスレイって言います。ここに旅芸人のギザント一座が来ているって聞いて会いに来たんですが… 会わせてもらえますか?」
?
「ギザント一座? なるほどなるほど…
彼らなら中庭にいるはずですよ。私でよければ案内しましょう」
クリスレイ
「ありがとうございます。あの、そういえば神官さんのお名前は?」
?
「ゾデラ… いや、シタルと言います」
__________
ギザント
「よおっ! シタル座長!」
クリスレイ
「はっ!? 座長っ!? えっ!?」
シタル
「調子はどうだ、ギザント」
ギザント
「みんな早く次の旅に出たいってウズウズしてるぜ。だからとっとと一座に戻ってきてくれよ」
シタル
「そうしたいのはやまやまだが、これでけっこう引き継ぎとか事務処理が忙しくてな。すまんがもう少し待ってくれ」
クリスレイ
「あの~、シタルさんってダーマの神官さんじゃあ…?」
シタル
「私はかつてこの一座の座長だったのだよ。ゆえあってダーマ神官としての修行をしていたのだが、やはり自らの天職を辞めることはできないようでな。再び旅芸人に戻ることにしたのだ」
クリスレイ
「…なんか、いろいろと複雑だったんですね」
ギザント
「シタル座長、この嬢ちゃんは誰だ?」
シタル
「彼女はスーパースターのクリスレイ。どうやら悩みを抱えているようでな、皆で話を聞いて力になってやってくれないか」
ギザント
「そういうことならお安いご用だ! おーいみんな、ちょっと集まってくれ!」
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クリスレイ
「…というわけで、前みたいに… ううん、前以上に踊れるようになるのか不安で… でも一人で考えててもどうすれば良いかわからなくて」
ギザント
「おまえら、何かいい考えはねぇか?」
ヴィナ
「うーん、セリクくんからの紹介だし力になりたいけど…」
ララバブ
「スーパースターと私たち旅芸人とじゃ畑違いだしねぇ。この中で近いのは踊り子のリィディかな?」
リィディ
「ええっ、ぼく!?」
ララバブ
「踊りもダンスも似たようなもんでしょ?」
リィディ
「そんなこと言われてもぼくにもわかんないよ… やっぱりこういう時は自分の師匠に相談するのが一番じゃないかな」
クリスレイ
「…サルバリータ先生はあたいの才能を見限ったんだ。スーパースターのトップには立てないって。だから先生に相談するわけにはいかない。自分の力でトップにならないと!」
シタル
「なんと、きみの師匠はサルバリータだったのか」
ヴィナ
「シタル座長、知ってるの?」
ギザント
「シタル座長だけじゃねぇ、オレらが若い頃は有名なトップスターだったんだぜ。だが、あるとき大ケガをして引退しちまってな」
シタル
「サルバリータの弟子にアドバイスするなら彼女に匹敵する才能の持ち主でなければ意味があるまい。だがそんな人物が… いや、待てよ。たしか踊り子のラスターシャがグランゼドーラ王立劇場で公演をしていたな、彼女ならあるいは…」
クリスレイ
「ラスターシャ?」
リィディ
「ラスターシャ!? ラスターシャってあの伝説の 『 除霊踊り 』 を復活させたっていう踊り子でしょう! グランゼドーラ王国に来てるの? ぼく会いたい!」
ギザント
「リィディおまえな… まぁいいさ、乗りかかった船だ。クリスレイと二人でラスターシャに会ってこい」
クリスレイ
「そ、そんな簡単に決めていいの?」
【 堕星再輝 第三話 へつづく 】