※注意!
【 この日誌には以下のネタバレが含まれてます 】
・Ver.2クリア(大魔王討伐)までのメインストーリー
・レンダーシア大陸の様々なサブクエスト
・スーパースター職業クエスト
・踊り子職業クエスト
【 この日誌は妄想二次創作日誌です。広い心でお読み下さい 】
よろしいですか?
クリスレイ
「…う~ん」
リィディ
「あ、気がついた!」
ラスタ
「気分はどう、クリスレイちゃん?」
クリスレイ
「リィディ…ラスタさん…ここは?」
バッジじいさん
「アラハギーロの宿屋じゃ。しびれくらげ先生のマッサージが効き過ぎたのか、気を失ってしもうてのう。モーモンぶらんこに乗せてここまで運んできたのじゃよ」
クリスレイ
「マッサージ…
そうだ!マッサージ!
…えっ? あれ?」
ラスタ
「どうかしたの?」
クリスレイ
「…体が…軽い。
腕も足もまるで羽みたい…!」
リィディ
「やったー!マッサージが効いたんだね!」
ラスタ
「良かったねクリスレイちゃん。これでまた前みたいに踊れるね」
クリスレイ
「うん…うんっ!」
バッジじいさん
「あ~、感動に浸っている所を悪いんじゃが、クリスレイちゃんに会いたいという人が来ておってのう」
リィディ
「あ…」
ラスタ
「そうだったね…」
クリスレイ
「あたいに会いに…?」
サルバリータ
「…久しぶりね、クリスレイ」
クリスレイ
「サルバリータ先生っ!?」
バッジじいさん
「…そうじゃ二人とも。この国にはシャイニーメロンというとっても美味しい果物があるんじゃ。ワシがご馳走するから三人で食べに行こうかの」
リィディ
「わー、ぼく食べたい!ね、クリスレイさんたちも行こうよ!」
ラスタ
「いいから、あたしたちだけで行くの」
リィディ
「えー、なんでー?」
サルバリータ
「気をつかわせちゃったみたいね」
クリスレイ
「…先生、どうしてここに?」
サルバリータ
「ナッチョスから連絡をもらってね。彼とは昔なじみなのよ」
クリスレイ
「そっか、それであの時…今さらあたいに何の用?」
サルバリータ
「…あなたに…謝りにきたの」
クリスレイ
「謝る?」
サルバリータ
「あなたを、彼の才能を開花させる踏み台にした事…
そのせいで、プレシアンナに力を吸い取られて踊れない体にしてしまった事…
どんなに謝っても償いきれない事をしてしまったわ」
クリスレイ
「別に、先生のせいじゃ…」
サルバリータ
「おばちゃん、焦ってたのね。プレシアンナに対抗したくて自分で新たなトップスターを育てる事に」
クリスレイ
「どっちみちあたいにはプレシアンナに勝てる才能は無かったんだから、先生が何をしようと同じ事だよ」
サルバリータ
「ううん、プレシアンナがいなくなった今だからわかるの。おばちゃんはスーパースターは孤高の存在だと思っていた。仲間なんて必要ないって。でも、一人で技を磨いても意味ないのよ。星は一人で輝けるんじゃないんだわ」
クリスレイ
「先生、何言って…?」
サルバリータ
「リィディちゃんとラスターシャちゃん…素敵なお友達ね」
クリスレイ
「え?」
サルバリータ
「今のあなたとっても輝いてる。きっとそれがあなた本来の輝きだったのね。あなたを一人で修行させたのは、おばちゃんの失敗だったわ。あなたの才能は仲間と一緒にいてこそ一番輝けるのよ」
クリスレイ
「先生…」
サルバリータ
「…ねぇクリスレイ。もしおばちゃんを許してくれるなら、もう一度目指してみない?
トップスターを…ううん、さらにその上の高みを」
クリスレイ
「トップスターの…さらにその上…?」
―――
ラスタ
「…リンジャの塔?」
サルバリータ
「ええ、そこでは召還の儀式を行えるの。スーパースターの神を召還して試練に打ち勝てば、さらなる高みを目指せると思うのよ」
リィディ
「スーパースターの神様?そんなのいるの?」
サルバリータ
「古い伝承では 『 人に文化を伝え芸術を花開かせた 』 という異世界の神がいたらしいわ」
ラスタ
「たしかに、踊り神ボニータも異世界から来たって言うしね」
クリスレイ
「それでね…二人にはその試練を乗り越えるためにあたいと一緒に来て欲しいの!」
リィディ
「いいよ」
ラスタ
「オッケー」
クリスレイ
「いいのっ!?試練だよ?危ないかもしれないんだよ?」
リィディ
「そんなの今さらだよ」
ラスタ
「ここで断ったらラスタ様のオンナがすたるっ!ってね」
クリスレイ
「二人とも…ありがとう!」
サルバリータ
「ふふっ 本当に良い友達に出会えたわね」
【 堕星再輝 第七話 へつづく 】