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忘却のおじいちゃん

テオフィロス

[テオフィロス]

キャラID
: RW642-070
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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写真コンテスト

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テオフィロスの冒険日誌

2022-01-31 09:46:50.0 2022-02-04 12:22:39.0テーマ:その他

【妄想二次創作】 堕星再輝 (だせいさいき) 第七話 (全十二話)

※ 注意!
【 この日誌には以下のネタバレが含まれております 】
・ Ver.2クリア(大魔王討伐)までのメインストーリー
・ レンダーシア大陸の様々なサブクエスト
・ スーパースター職業クエスト
・ 踊り子職業クエスト
・ リンジャの塔クエスト
【 この日誌は妄想二次創作日誌です。広い心でお読み下さい 】



よろしいですか?



体が治ったクリスレイはスーパースターの高みを目指してリィディ、ラスターシャ、サルバリータと共にリンジャの塔へと向かうことにした…



バッジじいさん
「ほっほ、体が治ったと思ったら今度はリンジャの塔へ向かうと。なんとも忙しないことじゃのう」

クリスレイ
「バッジじいさんには本当にお世話になりました。なんてお礼を言ったらいいか…」

バッジじいさん
「気にすることはないんじゃもん。それより、リンジャの塔へはまさか歩いて行く気じゃなかろうの?」

サルバリータ
「乗り合い馬車があれば乗せて行ってもらおうと思うのですが…」

ラスタ
「実はもう路銀がギリギリなのよね」

リィディ
「そうだ! この国でみんなでステージをやろうよ。そうすれば旅費を稼げるんじゃないかな?」

バッジじいさん
「それでは時間がかかりすぎるじゃろう。ワシに良い考えがあるから、ちょっと待っておるがよい」

クリスレイ
「良い考え?」









バッジじいさん
「待たせたんじゃもん。この者がおぬしたちをリンジャの塔まで連れて行ってくれるぞい」

サルバリータ
「あ、あなたは…!?」


「ボン・ジュ~ルッ! マドモァゼ~~~ルッ!!」





――――――――――




サルバリータ
「すっかり立派になったわね、ロジクルくん。おばちゃんが家庭教師をしていた頃はあんなにちっちゃかったのに」

ロジクル
「その話は勘弁して下さい。今じゃ父の家業を継いで貿易商として世界中を駆け回る身ですよ」




サルバリータ
「ふふっ、そうね。おかげであなたの商船にこうして乗せてもらえるんですものね」







リィディ
「わーっ! すっごーい! はやーい!」

ラスタ
「リィディちゃん、はしゃぎすぎよ」

リィディ
「だって、ぼく船に乗るの初めてなんだもん!」

クリスレイ
「…二人とも、本当にありがとうね」

ラスタ
「もう、お礼なら何度も聞いたって」

リィディ
「そうそう、ぼくたち友達なんだからさ」

クリスレイ
「友達か…」

ラスタ
「…どったの、クリスレイちゃん?」

クリスレイ
「あたい、四歳の時にサルバリータ先生に弟子入りしてね。それからずっと一人でスーパースターの修行をしてたから友達らしい友達がいなかったんだ」

リィディ
「四歳!? ぼくその頃まだ将来何になるかなんて全然考えてなかったよ」

クリスレイ
「サルバリータ先生は厳しい人で、スーパースターに友達は必要ないって考えだったの。トップスターは一人だけでいい、孤高で孤独な存在であるべきだ …って。だから、友達とか仲間っていうのがどういうものか分からなくて」

ラスタ
「クリスレイちゃん…」

クリスレイ
「…でもね、この前アラハギーロの宿屋で先生が言ってくれたんだ! 『 あなたの才能は仲間と一緒にいてこそ一番輝けるのよ 』 って! だからあたいはもう一度目指すんだ。トップスターを、その先を、みんなと一緒に! 
一度 地に堕ちた星だってみんなと一緒なら再び輝けるんだよ。あの星たちみたいに!」

ラスタ
「…うん、そうだね!」

リィディ
「ぼくも! クリスレイさんとラスタさんと一緒に、輝く踊り子の星になるよ!」










――――――――――






リィディ
「たっかーい。これがリンジャの塔?」

ラスタ
「もうすぐ夜が明けるわね… う~寒っ! アラハギーロの暑さになれちゃったから寒いわ~」

クリスレイ
「そういえば先生、試練の神さまを召喚するってどうやるんですか?」

サルバリータ
「これよ」

クリスレイ
「…何かの粉ですか?」

サルバリータ
「この粉は 『 アルケミダスト 』 って言ってね、高位の錬金術を行った際に副産物として生じる物なの。書物によれば時空をも飛び越える力を持つらしいわ。これを手に入れるためにおばちゃん不思議の魔塔に登って… 今はその話はいいわね」

ラスタ
「はぁ~、よくそんなこと知ってますね」

サルバリータ
「おばちゃんくらいの歳になると色々なことを知ってるものなのよ。
…ところで、ロジクルくんはなんで一緒についてきてるのかしら?」

ロジクル
「お気になさらず。僕はこの塔にいる人物に個人的な用がありまして…」
 




【 堕星再輝   第八話 へつづく 】
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