※注意!
【 この日誌には以下のネタバレが含まれております 】
・Ver.2クリア(大魔王討伐)までのメインストーリー
・レンダーシア大陸の様々なサブクエスト
・スーパースター職業クエスト
・踊り子職業クエスト
・リンジャの塔クエスト
【 この日誌は妄想二次創作日誌です。広い心でお読み下さい 】
よろしいですか?
リンジャの塔に到着したクリスレイ一行。船に乗せてくれた貿易商のロジクルは、塔にいる人物に個人的な用があるそうで…
ロジクル
「ボン・ジュ~~~ルッ! ヒストリカ! 元気にしていたかァい!」
ヒストリカ
「ぎゃーーーーー!! 出たぁーーーーー!!」
ロジクル
「はっはっはァ! 愛しい兄がはるばる会いに来てやったというのに、相変わらずツレないやつだなァ」
ヒストリカ
「誰が愛しい兄だ!」
リィディ
「えー! この人ロジクルさんの妹なの?」
ラスタ
「こんな辺境の塔で一人でいったい何を…」
ロジクル
「よくぞ聞いてくれた! 我が愚妹は考古学者なのだが、かつてレンダーシア内海に 『 エテーネ王国 』 という国が栄えていたと信じ研究しているのだよ」
クリスレイ
「エテーネ王国? 本当にそんな国あったんですか?」
ロジクル
「いやァ、国どころか島の跡さえ見つかってないからねェ。すべて妹の妄想さ」
ヒストリカ
「シャラップ! そのうちひょっこり浮かんでくるかもしれないじゃないか!」
ラスタ
「おとぎ話のひょうたん島みたいね」
リィディ
「ぼく知ってる! ひょうたん島って夢の中に出てくる動く島なんだよね」
クリスレイ
「…話が脱線してない?」
ロジクル
「ところで妹よ、クロニコの姿が見えないようだが?」
ヒストリカ
「クロニコなら町へ買い出しに行っている。まき割り用のオノが刃こぼれしてしまってな」
ロジクル
「あいつ、ヒーたんを一人にするとは… 減俸だな」
ヒストリカ
「…それで、久々に会ったブラザーが私にどんな用があるというんだ?」
ロジクル
「ウィ。こちらのマドモァゼルたちが最上階の祭壇に行きたいというのでね。道案内を頼みたいのさ」
ヒストリカ
「マドモァゼルたち…?」
クリスレイ
「あ、はじめまして。あたいスーパースターのクリスレイと言います」
ラスタ
「あたしは踊り子のラスターシャ。ラスタでいいよ。ヨロシクね、ヒストリカちゃん」
リィディ
「ぼくリィディ! シタル一座っていう旅芸人の一座で踊り子やってます!」
ヒストリカ
「…う」
クリスレイ
「う?」
ヒストリカ
「うぎゃぁあああああっ!!?」
クリスレイ
「ちょ!? ど、どうしたの!?」
ヒストリカ
「ま、まぶしいっ! なんてまぶしさなんだっ!? スーパースターに踊り子…
これがリア充の輝きというものなのか!? おのれ上位カーストどもめ… だが、負けん! 今の私にはズッ友がいるんだからな! ヒストリカ・イズ・ネバーギブアップ!」
クリスレイ
「…えっと、なんかゴメン」
ロジクル
「ああ、大丈夫。いつものことだから気にしないで。というわけで妹よ、道案内よろしくな」
ヒストリカ
「断る! パリピに利用されるなどまっぴらソーリーだ!」
サルバリータ
「あら、そんなこと言っていいのかしら?」
ヒストリカ
「サ、サルバリータ先生っ!? なぜにホワイッ!?」
サルバリータ
「ロジクルくんが用があるっていう人が、まさかヒストリカちゃんだったとはねえ」
クリスレイ
「先生、この人知ってるんですか?」
サルバリータ
「あなたを弟子にするちょっと前にね、おばちゃんロジクルくんとヒストリカちゃんのお家で家庭教師をしていたのよ」
ラスタ
「家庭教師?」
サルバリータ
「ダンスやテーブルマナー、社交界における礼儀作法なんかを教えてたの」
リィディ
「うわぁ、なんだかめんどくさそう」
サルバリータ
「ロジクルくんは教えられたことを素直に学ぶいいコだったんだけど… ヒストリカちゃんは難しいコでねえ~
いつだったか、おばちゃんが教えたダンスを自己流にアレンジして変わったダンスにしちゃったり。なんだったかしら… えーとたしか『 炎のゆう… 』 」
ヒストリカ
「ドント・タッチ・マイ・メモリィィィズッ!! これ以上ミーのブラックなヒストリーを白日の下にさらけ出すのはやめるんだっ!」
サルバリータ
「ね? いいコだから、おばちゃんたちのお願い聞いてくれないかしら」
ヒストリカ
「ぐ… 不本意きわまりないがやむをえん… だが、いいな! 余計なことは絶対に言うんじゃないぞ!」
サルバリータ
「分かってるわよ。うふふ」
【 堕星再輝 第九話 へつづく 】