※注意!
【 この日誌には以下のネタバレが含まれております 】
・Ver.2クリア(大魔王討伐)までのメインストーリー
・レンダーシア大陸の様々なサブクエスト
・スーパースター職業クエスト
・踊り職業クエスト
・リンジャの塔クエスト
【 この日誌は妄想二次創作です。広い心でお読み下さい 】
よろしいですか?
ヒストリカに道案内をしてもらい、クリスレイ達はリンジャの塔の最上階にある祭壇の間を目指す…
ヒストリカ
「ガッデム…! なんで私がこんな屈辱を…」
サルバリータ
「あらヒストリカちゃん、そんな汚い言葉を使っちゃダメよ。いうこと聞かない悪いコは…」
ヒストリカ
「わかった! わかったから! ヒストリカ・イズ・アンダーストゥッド!」
クリスレイ
「あの… ありがとうヒストリカさん」
ヒストリカ
「べ、べつにユーのためじゃないんだからな! ブラザーと先生の頼みだから仕方なくなんだ! それに、ユーに友達がいっぱいいるからって全っ然うらやましくなんてないんだぞ!」
リィディ
「ヒストリカさん、もしかして友達いないの?」
ヒストリカ
「ぐふっ!!」
ラスタ
「うっわぁ、子供はストレートだわね~。これも若さってもんかしら。ね、サルバリータさんもそう思いませんか?」
サルバリータ
「あら~、おばちゃんから見ればラスタちゃんもじゅ~ぶん若いんだけど… もしかして、ケンカ売ってるのかしら~?」
ラスタ
「め、めっそうもゴザイマセンッ!」
ヒストリカ
「わ、私にだって友達くらいいるぞ! そりゃもう最高のズッ友がいるんだ!」
サルバリータ
「でも、その前は一人もいなかったのよね。ロジクルくんが言ってたわ」
ヒストリカ
「あんのアンポンタンッ!」
クリスレイ
「じゃあ、あたいと一緒だね」
ヒストリカ
「…へ?」
クリスレイ
「あたいも、つい最近まで友達いなかったんだ。でも、リィディとラスタさんっていう素敵な友達が出来たの」
ヒストリカ
「ホ、ホワイ!? スーパースターなんて皆にモテモテだろう! 私はダマされないぞ、踊り子のお前たちだってキャッキャウフフのバラ色青春ロードまっしぐらなんだろうが!」
ラスタ
「ん~、モテモテかっつーと悲しいことに男っ気が全然ないのよねぇ。踊り子友達からは『 非モテのカガミ 』 とまで言われてるし、一緒に踊ってくれるような合方だっていた試しがないし …なんか、自分で言ってて悲しくなってきたわ」
リィディ
「ヒモテノカガミ?」
サルバリータ
「リィディちゃんはまだ知らなくていいのよ」
ヒストリカ
「なんということだ… 私以外にも世の中にはぼっち女子がいるというのか?」
ラスタ
「ぼっちで悪かったわね!」
クリスレイ
「だからさ、ヒストリカさんもあたいたちと友達になろうよ」
ヒストリカ
「リ、リアリィッ!? 友達というとあれか? ドラクロン山地の上で百人でライスボールを食べるのか?」
リィディ
「何言ってるかわからないよー」
サルバリータ
「ヒストリカちゃん、ちょっと混乱してるみたいね~」
ラスタ
「そういえば、ロジクルさんの個人的な用ってなんだったのかしら? 次の商談があるからって帰っちゃったけど」
サルバリータ
「もしかしたら、ヒストリカちゃんに友達を作ってあげたかったのかもね。ふふっ」
ラスタ
「…あ~、なーるほど。まったく、妹に似てお兄ちゃんも不器用ねー」
ヒストリカ
「ふっふっふ… 友の頼みとあらばこのヒストリカ、どこへでも案内しようぞ! さぁ友よ、フォロー・ミー!」
ヒストリカ
「ついたぞ、友よっ! ここが祭壇の間だ!」
リィディ
「わー、見て! ロウソクがいっぱいあるよ!」
ラスタ
「うー、なんか不気味~」
クリスレイ
「先生、召還の儀式はどうやるんですか?」
サルバリータ
「アルケミダストを篝火で焚いて時空を越えるエネルギーを部屋に満たすの。それから召還の舞を踊るのよ」
クリスレイ
「召還の舞?」
サルバリータ
「精霊や悪魔、神々なんかを召還する踊りね。私が踊るからみんなは私のマネをして踊ってちょうだい。ああ、ヒストリカちゃんは見ているだけでいいから」
ヒストリカ
「オールライト! 私に期待しないとはさすが先生だ! …ん?」
サルバリータ
「それじゃ、アルケミダストを焚くわね」
ラスタ
「クリスレイちゃん、柱をじっと見つめてどうしたの?」
クリスレイ
「あの模様…」
ラスタ
「模様? …丸と十字が合わさったよくある模様に見えるけどあれがどうかした?」
クリスレイ
「…なんだろう、なんだか胸騒ぎがする」
【 堕星再輝 第十話 へつづく 】