※ 注意!
【 この日誌にはVer.4シリーズのストーリーに関するネタバレが含まれております 】
よろしいですか?
【 推しキャラクター 】
エテーネ王国辺境警備隊副隊長 ローベル
【 アピール 】
彼はとっても実直な男なのです。
栄えあるエテーネ王国軍の軍人でありながら煌びやかな王都を離れ、危険な辺境警備の任についています。
上司であるラゴウ隊長はお世辞にも有能とは言えず日々彼のムチャブリに翻弄され、部下達は士気が低く危険な任務を嫌い可能な限り早急に王都に戻りたいと考えています。
そう、いわゆる中間管理職的な悲哀を抱えているのです。
また、旧知の間柄であるセオドルトは同じ軍人でありながらエテーネ王国軍副団長というエリートコースを歩んでおり、否が応でもその差を実感させられます。
しかし、彼は決して腐ることはありません。
プレイヤーとは、Ver.4.0のストーリーで墜落したドミネウス邸から脱出した直後に出会います。
彼の部下はプレイヤーを見るやいなや 「野盗のたぐいかっ!?」 と剣呑な態度を露わにします。
その時、私はこう思いました。
「あ~、ここで捕まって牢屋に拘束されるんだろーなー。そして長々とムービーを見ることになるんだろーなー。次に自由に行動できるようになるのはどれくらい後かなー。面倒だなー」
と。
しかしローベルさんはこう言いました。
「私はローベル。この辺りの警備を任されているエテーネ王国辺境警備隊の兵士だ」
なんと自ら自己紹介したんですよ!
こんな礼儀正しいモブキャラがかつていたでしょうか!?
さらに続けて、
「この屋敷は危険な状態にある。即刻立ち去った方がいい。我々の詰所がそう遠くない場所にある。そこまで行けば安全だ。だが我々は調査任務があるため貴殿を送っていくことはできない。自分の足で詰所まで行ってもらいたい」
と仰るのです。
なんという優しさ!
プレイヤーを 「貴殿」 と呼んだり、「送っていけなくてすまない」と謝ったり、「自分の足で行ってくれ」と実質行動の自由を与えてくれるなんて!
トドメのひとことが、
「この者の目は犯罪者のものではない。責任は私が取る」
いや~、惚れるっしょ! こんなことを言われて惚れないわけがない!
こういう上司のもとで働きたい!
そして、こういう男になりたい!
さらにVer.4シリーズの終盤では辺境警備隊を解体して全兵士を王都に帰還させるという計画が持ち上がったのに、見慣れぬモンスター(フライングデス)が目撃されるようになったからと、自ら辺境警備隊の任務続行を志願するという始末。
いや、王都に帰れるんだよっ!?
地方での単身赴任を終えて本社に栄転だよっ!?
旧知のセオドルト氏をして
「まったく、あのローベルの奴は生真面目というか不器用というか……。貧乏くじばかり引きたがるのは変わらんな」
と言われる有様。
でもね、こういう名も無き人がいるからこそ世の中が回ると思うのです。
華やかでもないし持て囃されもしない、ただ自らの任務を真面目に実直に淡々とこなす人たちがいるからこそ、英雄が活躍できるのだと思います。
ローベルさん、尊敬しています! (*^-^*)